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講演会報告

【ABCEF・東京】 「いのちの授業」 報告

2016年04月08日 更新

「いのちの授業」
日時:2月13日(土)午前9時~
会場:荒川区立尾久西小学校

荒川区で行われている「がん予防授業」に、2012年から参加させていただいています。
小学6年の児童にがんの体験を話す、というものですが、はじめは小学6年生にがんという重い話をどのようにしたらよいのだろうと悩みました。
乳がんの説明で、「おっぱい」という言葉を使っていいのか、「死ぬ」ということば恐怖心を与えてしまうのではないか、でも体験談だから、ありのまま感じたことを話したい、当日まで迷いました。

「がん予防授業」は、始めるにあたって、保健所の方々のかなりのご苦労があったようです。
まず学校に理解をしていただくのに、何度も足を運んだそうです。
保健所の方々の努力が実り受け入れてくださった学校は、かっこいい!
小学生にがんの話というのは、かなり画期的なことだったのではないでしょうか。
この話を頂いたとき、とても素晴らしいと思いました。
そして、このようにまだ「がん」についてわからない子供たちにこそ体験談を聞いて欲しいな、と思いました。

一部はクイズ形式でがんの知識を学び、肺がんなどガン全般のべんきょうをします。
二部で体験を話します。

実際体験を話し出すと、6年の児童たちは真剣に身を乗り出して聞いてくれ、まっすぐ受け止めてくれているのを感じ、6年生は子供じゃない、と心に染みてきました。

「死ぬのは怖いですか?」と直球の質問に、逃げずに「とても怖かったです」と本音で答えました。
「僕は入院したことがあって、とても怖かったです」という子に「大人でも入院は怖くて辛いものだから、きっと辛いと思いますが、乗り越えてほしい。」
「私のおばあちゃんも乳がんで、きょう話を聞いて、おばあちゃんもこんな気持ちだったんだろうなと思いました。」の女子の言葉に、涙が出そうで言葉を返すことができませんでした。
あの子も辛かったんだろうな、と思うと言葉をかけられなかった自分が情けなくなりました。
色々な質問に答えながら、初めての出会いの距離がグンと近づいた感じがしました。
話の最後には「お家に帰ったら、お母さんやおばあちゃんに今日の話をして『検診を受けて』と言ってみてください。みなさんからお願いすればお母さんたちも聞いてくれると思います。」と言いました。

最後に一人ひとりにお土産を手渡したとき、「僕悪い子だけど貰っていいの?」という元気な男子に、「正直に悪い子だって言ったからあげるよ!」と言いながら心ほのぼの。
「楽しいことはありますか?」の質問には、えっ!楽しいこと?あります、とすぐ答えられず、
「楽しいというより嬉しいことはいっぱいあります。きょう皆さんに出会えて、とても嬉しかったです。ありがとう!」
と心からの言葉を言いました。

この出会いで同じ空間にいる児童が、可愛くて愛おしくて、なんていい子達なんだろうと、毎回心癒され、幸せをいっぱい頂いて帰りました。      (報告:ABCEFスタッフ東京会員 宇田川光子)
「いのちの授業」で真剣に話を聞く児童たち「いのちの授業」で真剣に話を聞く児童たち