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My Story

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伊豆下田から富士の麓への通院 Ⅱ
金崎シヅヨ(静岡県在住、1949年生まれ)

2016年11月15日更新

6月9日(木) 
センターへ。PET-CTの撮影。 9時36分の電車に乗った。景色を見る気持ちもなく、ずっと目を閉じていた。
判決を待つ人はこんな心理なのだろうと思った。
12時前に着いたが、核医学受付はまだできず、あとでコールしますと言われた。後1時間40分位ある。
図書室に行って、児童図書を見ることにした。何となく気持ちがほぐれてきた。
やっと受付、更衣し、注射。その後1時間横になり、3時頃より撮影。慣れてはいるが結果が心配で落ち着かない。
スタッフの皆さんがやさしく丁寧な対応で安心だった。
診察までは、まるで拷問で疲れた。様々な状況が浮かんできて、その時はどうする、こうする、と堂々巡りで心拍数が増え息苦しくなり辛かった。孤独感で一杯だった。
4時過ぎ呼び出し、平静を装って、「どうでしょうか?」と聞くと、「肝臓の腫瘍ははっきりは写っていませんね。
頸椎に取り込みがあり濃くなっています」と言われた。
「整形で4月にMRI を撮って変わりないという事だったですが」と伝えたが 気になっていた骨転移のマーカーがじわじわと上がっていた事を言ってみた。一番気になっていた事だった。
「ハラヴェンは効いているというという理解でいいでしょうか?」「そうですね」と言ってもらい、ホットした。8回続けて、手さぐりで半信半疑だったのだったが、又頑張ろうと思えた。
ゾメタを毎回続けることで、デイノタスを毎日処方。シプロキサン、フロセミドの処方をしてもらい治療センターへ。
とりあえずハラヴェンが効いているらしい事が 辛い中でも嬉しいことだった。
5時前には始まりゾメタまで4本、約1時間かかった。
終わって会計に行ったらすぐ合計約8万の支払いだった。長い一日だった。

7月8日(金)
ハラヴェン、ゾメタ共に11回目の治療を受けてきた。今日で治療後22日目。朝から暑かったが、思い切って出かけた。
品物を見て買い物をする喜びを感じて、町内を歩いた。疲れたが、駅には観光客が大勢電車から降りてきて活気に溢れ、自分も元気になった。
8日はいつもの電車に乗ったが、冷房が利き過ぎ、送風が強くて、まつ毛がないので涙が出て困った。

●採血結果はCEAが5.2から4.9と少し下がっていた。
先月撮ったPET-CTの画像を改めて確認、肝臓の腫瘍像は画像上は映っていない、第3頸椎の取り込みが濃くなっているという説明でプリントアウトしていただいた。それを見ながら、次回の予定を申し出た。
待合室で何回も確認したり、深呼吸をしたり、長く通院しているのに、いまだに慣れてない。
「今日も同じように治療ができますがどうしますか?」と主治医はあくまでも冷静に聞かれる。
「ハイ、お願いいたします」という会話で、3階の治療センタ―へ急ぐ。センターはいつも混み合っているので、少しでも早くと思って駆けていく。リクライニングで始めた。
吐き気止め15分、ハラヴェン10分、生食5分、ゾメタ30分、4本を約1時間、看護師さんを呼ぶのに申し訳ないようだ。
爪の具合(ゼローダ、タキソテールの影響で爪が変形、伸びない、時々化膿する)首の痛みのこと(以前から変形性頸椎症があり、患側なので左側臥位では眠れない)時々、カロナールを服用している事など話を聞いて頂いた。
誰かに話すと気分が楽になる。1時過ぎには終わり、今日の会計は5万5千円だった。

●帰りに熱海から伊東まで30分間、座席が空いてなく、ちょっと辛かった。朝から9時間かかった。眠剤服用して休んだ。
治療後4日間は眠り病になったように時間さえあれば眠った。
お腹がすっきりしない、麦茶、水などが苦く感じる。
口内炎はできたが軽くて済んでよかった。
治療2週間後(22日)、採血に以前勤務していた病院へ、前日からのだるさが‘気だるい’に変わってきていた。
やはり白血球2900。好中球300グランを注射してもらった。
一安心、あと2週間は少し自由な日々がもらえそうだ。

●永 六輔さんの詩「生きているということは」に励まされていた。
「生きているということは、誰かに借りをつくること生きていくということはその借りを返してゆくこと・・・続く」   (金崎シヅヨ)