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巻頭記事

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患者Aさん、あなたは偉い、みんなで応援しています!    《2016年11月20日更新》

2016年11月20日 更新

四万十川に掛かる欄干のない沈下橋 (撮影:佐野宗明・埼玉協同病院)四万十川に掛かる欄干のない沈下橋 (撮影:佐野宗明・埼玉協同病院)●14日帰国。しかし、また時差と苦闘しています。夜中の12時におなか空いて、ご飯炊いたり、なるべく薬ナシで寝ようとしても明け方3時になっても少しも眠けが差してこず、やむなく眠剤に手を出す。年取ったせいで、復調に時間が倍かかるようになりました。
●仕事復帰は帰国の翌日から。どういうわけか、電話相談があって、4件中、3件は「会長さんにどうしても」というご指名。「私に?何で?」。今日は1件目の人を紹介します。私が誰かわからずに37分間も話しました。なまの患者の話を聞いて、とてもうれしかった。なぜって、真面目にがんと向き合って、真面目に悩んでいる人がいたんですから。
●「先日退院したばかり、Sロカ病院、全摘なのに4日間で退院させられた。抜糸は先日通院でしてきた、細胞診の結果は28日までわからない(電話は16日)、それまで病院へ行くこともない、自宅で一人になるととても不安、誰に相談していいかわからなくて、あけぼの会に電話した。先になんにも光が見えない、真っ暗なトンネルの中にいる、5年10年と生きられるのか、みなさん、どうやって、こんな状態を乗り越えてきたのかが知りたい」
●「あなた、大きな人生の転覆だったのだから悩んでなければ、そっちの方がおかしい、誰もみな、あなたと同じトンネルをくぐってきている。焦らないで、焦ってもそれは(ちょっと失礼)無駄な抵抗、やめましょう、今はじっとしている方が、もがくより抵抗がない、月並みな言い方だけど、時間、時間なのよね、時がじんわりと治してくれる。「こんな体験」と言うけど、考えようによっては、よかったこともあったのでは?人生を見つめなおすとか?家族のありがたさを再確認できたとか?あなたは自分がどうして?と情けなかったり責めたりしてるんじゃない?それは違う、これが当たり前なんです。責めないで、自分をいたわってあげて、褒めてあげて」
●「そうなんです、その通りなんです、よかった、私がダメなんではないんですよね、よかった、自分を癒してあげてもいいんですね、思えば、少しも慰めていなかった、よかった、時間ですね、それもわかってはいたんですけど、でもよかった、話を聞いてもらえて」
●「あなた、少し元気になったでしょう、今ランチタイム、私もランチ食べるとこなのよ、あなたも食べなさい、自分の好きなもの、いっぱい食べるのよ、また電話して」   ワット akebonok@d9.dion.ne.jp
*沈下橋は、増水時には水面下に沈んでしまう橋のことで、欄干がないか、あってもかなり低いのが特徴です。高知県西部を流れる四万十川の風物詩といえば『沈下橋』ですが、四万十川には47の『沈下橋』がかかっています。