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My Story

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乳がんからの転移して1年目 Ⅰ 
安田則子(埼玉県在住 1954年生まれ)

2016年12月15日更新

10年前に右全摘、抗がん剤治療を5ヶ月とホルモン治療を9年間してきました。病院にも3ヶ月毎通院、ホルモン剤はずっと服用していました。

●2015年9月、右足の付け根に痛みがあり、歩行が困難になり、会社近くの整形外科に通院して痛み止めとシップをもらい、コルセットを付けて2ヶ月ほど通いました。
痛みが取れず変化がなかった為に、先生からMRI検査を勧められ一週間後にお茶の水にある検査専門病院に行きました。
検査の途中で「造影剤使用します」との声かけで「もしかして骨転移」と頭の中で何度も繰り返しましたが、「ホルモン剤飲んでいたのだから“まさか”」という気持ちが交互に来て涙が出て来ました。

●一週間後に結果を聞きに行ったら、先生に「がんになった事ありますか?」
と聞かれ、「乳がんを9年前に」と。
すると「骨にがんがあります」と言われ、他にも転移があるかも知れないのでと、検査を勧められました。
CDと紹介状をもらい会社に戻り有給の手続きをしました。

川越にあるかかりつけの病院の担当医は「来たか」とつぶやき、MRI検査の画像を見て、その場でPET検査の予約。
血液検査をすると、5ヶ月前はなんでも無かった腫瘍マーカーが目を疑うほどの数値になっていました。
他に転移のないようにと祈りながら手を合わせていたPET検査の結果は、骨に頭蓋骨から骨盤まで5カ所の転移と肝臓にも転移が見つかりました。転移の中でも手術の出来ない箇所もあるので、どうしたらよいかと、ただ不安の中、「一緒に頑張ろう」と力強い励ましを先生や看護師さんから頂きました。

治療には3種類があるとの説明、ホルモン療法、抗がん剤治療、分子標的薬治療。
この中から仕事に影響が少ない分子標的薬治療を選択しました。副作用がないわけではなく、髪の毛も少し抜けたり、体もだるくなるし、手足のしびれや口内炎で食事も出来ないこともありました。

●骨治療にランマークの注射を4週間に一回していますが高価な注射で3割負担でも13,900 円します。
2週間毎にして下さいとお願いしましたが、保険適用が4週間の為、保険がきかないので46,400円 かかると言われてあきらめました。
がん細胞だけに効くというアフィ二トールを1日2錠飲んでいます。
これは3割負担でも1日8,000円位かかる薬です。
高額なのですが、治りたいので服用することにしました。

ホルモン剤と痛み止めや胃薬などで、1か月に高額医療申請しても薬代に9万円位のお金がかかりました。
その他に病院での注射代や検査料もあり、毎月12万円位が3ヶ月かかり、がんの治療には、とても高額なお金がかかると思いました。
現在は、薬と注射と検査で8万円位、毎月支払います。

2月、痛みが取れないので強い薬に変更した所、痛め止めの薬が合わず、吐き気とめまいがひどくなり、入院して治療しました。
入院中、何種類もの薬を試して、やっと合う薬に会いました。フェントステープという体に貼る痛め止めです。
こんな薬もあるんだとビックリしましたが、痛みが取れるので毎朝胸に貼っています。

腫瘍マーカーが上がってばかりでしたので、腕や手からの点滴が出来る血管が見えず採血用と抗がん剤点滴用にとパワーポートというキカイを、胸に入れる手術もしました。
入院中に腫瘍マーカーが下がり始めて抗がん剤はしないで済むことになり、先生と手を取って泣きながら喜びました。
パワーポートは採血や点滴には負担も少なくとても活躍しています。 (続きは12月25日掲載予定です)