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巻頭記事

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果たして「啓発」になったのか? 《2017年10月10日更新》

2017年10月10日 更新

8日、1泊で福島県いわき市に行って、みなさんに会ってきました。 8日、1泊で福島県いわき市に行って、みなさんに会ってきました。 女優の南果歩さん(53)が日本対がん協会主催の乳がん啓発のための「ピンクリボンシンポジウム2017」(10/1朝日ホール)の講演で「抗がん剤をやめて、代替医療に頼っている」ことを明かしたという。具体的に「ハーセプチンという抗がん治療をストップしています。抗女性ホルモン剤の投薬もストップしています」と言い添えて、「お断り」として、「あくまで個人的な決断として代替療法を選んだが、万人に当てはまるわけではない・・・。お手本にならずとも、見本にしていただければ」とがん患者に呼びかけた・・・。(このネタ、ずっとネットから拾って構成しています)
南さんは、昨年3月、ステージ1の乳がんで手術を受け、その後の薬物治療で、血圧上昇の副作用が認められ、治療を中断した。そして、医学的には最善の選択肢とされる標準治療を選ばなかった代わりに、サプリメントを飲み、「がん細胞は低体温で繁殖しやすい」として「代謝を上げて冷え性を治す」ようにしたり、「がん細胞が糖質を好む」として「炭水化物を控え」たり、放射線治療の皮膚への影響を抑えるため「エミュー鳥のオイル」を使ったりしていると発言した、という・・・・・
私はこの会場にいなかったので、南さんの話のあと、会場がざわついたのか、雰囲気がどんなだったのか知りえない。誰か、この場にいた人、私に教えてください。(はっきり言って)会場にいた患者のほうが賢いので、案外冷静で、動揺はなかったのではないか。しかし、「お手本にはならないと思うが、見本にして」とはどういう意味か?誰かが見本にすると思っているのか。甘いんじゃない?「低体温」とか、「糖質を好む」とか、がんはサイエンス、科学の世界なのにね。
選択は個人の自由の時代、治療の拒否もサプリメントもOKでしょう。しかし、小林麻央さんの記憶も新しい時にまたこんな非科学的な自説を平気で公言してもらっては、まじめに治そうとしている日本の乳がん患者が浮かばれない。主催者は改めて、何らかの声明を出さないのだろうか?    ワット   akebonok@d9.dion.ne.jp
*いわき駅前で会長をはさんで(2017/10/8)  左からAll Fukushima, 小松さん、佐武さん、木村さん、本間さん、田村さん