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巻頭記事

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40年の出会いと別れ   《2018年1月29日更新》

2018年01月29日 更新

静岡から会長さーーん! Happy Birthday の寄せ書き  (2018/1/13  あけぼの静岡新年会で)静岡から会長さーーん! Happy Birthday の寄せ書き  (2018/1/13 あけぼの静岡新年会で)1週間がすぐ経ってしまう。書くことが浮かんで来ない。しかし、寒い寒いの1週間でしたね、列島が全域、氷点下になったのでしょうか?インフルエンザ注意報ばかりが出て、外を歩けば誰もが感染しそう。怖くて、おいそれと外出もできない。今や、行き交う人の挨拶になっている。「あなた、まだ大丈夫?」こんな冬って今までもあったか?
寒くて心まで冷え冷えの日、会員Aさんから、こんな切ないメールが届いた。
「大橋会館のあけぼのハウスに通ったことが懐かしく思い出されます! 先生には苦しくなったら胸水を抜くと言われています。 今は 自宅へ戻り、酸素吸入して生活しています。 言い残すこと、仕事のことなどは家族にも話しました。一人娘の娘は玄関で泣いていましたが、手を握り合ってお互いを励まし合いました。 ワット会長のメールにも励まされました! 本当にありがとうございました」←これは私の返信に対するAさんからの第2信。
私の返信とは、こうでした。
「メール見ました。ずいぶん辛い状態になっているようで、なんとかしてあげたくても何も出来ないので私も悲しくなっています。胸膜に水がたまると息も苦しいんでしょう、水を抜くとそれだけ力も持っていかれるとか。でも苦しいのを我慢してはダメ。住み慣れた、思い出が詰ったお家に帰って、ご家族と過ごすのもいいですが、苦しくなったとき、すぐに対応してもらえるよう、先生に再度確認して、今のうちに一旦お家に帰るのもいいと思います・・・」
「今は、ご自分の人生、十分やることはやった、と自分にごほうびをあげてほしいと思います。あなたは立派に生きた、それを私も一緒にわかってあげたい。こんなことくらいしか言えなくて、ごめんね。ではまた元気あるとき、あなたの思いをメールしてください・・・・」
がん患者の究極の痛みはまさにAさんの今の境地なのだ。このことを誰知るや、人々は乾いたがん論争をもっともらしく交わしているではないか。死を目の前に、人は何をどうすればよいのか、愛する人との最後の別れを、果たしてAさんのように気丈に出来るか?たやすくない。私も40年の長い年月、乳がん患者との出会いと別れがあった。喜びと悲しみの入り混じった40年だった。「あけぼの会を率いてきてよかった、みなに会えてよかった」と、Aさんとの別れが見えているのに、なぜか、つくづく、そう思う。  ワット akebonok@d9.dion.ne.jp