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巻頭記事

巻頭記事

シリーズ(4)――10月は乳がん月間です――
「知ることがあなたを守る~みんなで学ぼう乳がんのこと~」
――ピンクリボンホリデー2019 in 新潟――        内藤桂子(あけぼの会副会長)《2019年10月23日更新》

2019年10月23日 更新

はっぴー乳ライフのメンバー勢揃い!<br>ピンクリボンホリデー2020に向けて頑張ります💜<br>(事務局より写真提供)「新潟はっぴー乳ライフ」のメンバー勢揃い!
ピンクリボンホリデー2020に向けて、また頑張ります💜
(写真提供:事務局)
 10月20日(日)、ピンクリボンホリデー2019 in 新潟が開催されました。今年で13回目です。 毎年、乳腺専門医、看護協会、薬剤師会、放射線技師会、臨床検査技師会、そして患者会【あけぼの新潟】が共同で開催。称して「新潟はっぴー乳ライフ(←クリック)」。約1年前から企画会議を開き、それぞれの立場から、少しでも多くの一般の方に会場に足を運んでもらうにはどうすればよいか、意見を出し合います。

 今年のテーマは「知ることがあなたを守る~みんなで学ぼう乳がんのこと~」。医師は「乳がんの見つけ方と対処法」を、放射線技師は「正しく知ろう、マンモグラフィ」と題して話されました。「高濃度乳房の方にはマンモグラフィは有効ではないとの間違った認識でエコーのみを希望される患者さんがいるが、両方併用することが大事」と力説されました。新潟県健康対策課主任さんは「初期の乳がんは5年生存率が100%、ですから検診を受けることが大切」とアピールしました。
【あけぼの会】からは、会員の石塚京子さんが検診で乳がんが初期の段階で見つかったので、乳房温存手術で済み、辛い治療もなく、1ヶ月で仕事に復帰し、以前と変わらない生活を続けているという体験発表がありました。私は、33歳で初めて視触診の乳がん検診(30年前はそれが推奨されていた)を受け、その後も3回も検診を受けたのに、がんではないとの診断で安心してしまい、39歳の時、自分で気付くまで自己触診もしていなかった。6年も経ってから、がんとわかったときは進行していて、結果、再発。23年経った今も治療を続けていることを話して、私たちの体験から、検診を受けること、乳がんについて正しく知ることの大切さを訴えました。
 司会進行はご自身乳がん体験者で、昨年脳転移して、治療を続けている大学准教授の女性がされて、がんがステージⅣでもいろいろな症状の人がいること、普通に日常生活を送っている人も少なくないことを、私も同じなので、二人で一緒に強調しました。
 第2部の講演は国立がんセンターの臨床心理士の先生で「乳がん治療と外見の変化」。「アピアランスケア」という言葉を作られた研究グループの先生です。アピアランスは「元気そうにきれいに見せるため」ではなく「その人がその人らしく生きるために必要なこと」で、ケア帽子を手作りしたりすることは「自分で自分の病気をコントロールすること」に繋がるとのお話で、心に響きました。
 講演会場の外のイベント広場では、ストレスチェック、血管年齢測定、骨密度測定などが無料で行われ、講演会を聞く人が増えるよう、きっかけ作りをしていました。

 終了後、男性医師が「今回の講師は全員女性だったね」と言われ、女性に聞いてほしかった女性目線の話が、来場者に伝わったら、成果あり!なんだけど、と思いました。会場には男性の姿もちらほら、奥様につき添うご主人の他、美容師さんの姿がありました。今回は新潟県美容組合さんの協力で県内の美容室にチラシを配っていただいたので、患者のウィッグやメイクの悩みに答えるべく、美容師さんが勉強に来られていたのでした。
【あけぼの会】会員が体験発表したのは13回目で初めてで、念願叶い、画期的なことでした。体験したからこそ伝えたい、伝えられることがあるということがやっとわかってもらえた、とうれしかったです。啓発を目的としたピンクリボン講演会でも、患者が大勢集まる傾向がありますが、一般の方、患者をサポートする立場の方も一緒に参加することで、社会全体で、がんを知り、がんに立ち向かうことに繋がると信じた今年のイベントでした。 内藤桂子 akebononiigata@gmail.com