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My Story

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乳がんにならなければ出会えなかったひとたちに感謝 ③-3
高山美春(1975年5月生まれ/あけぼの兵庫副代表)

2020年05月30日更新

ピンクリボン街頭キャンペーン(2019/10/1 神戸市)<br>前列右端:高山さんピンクリボン街頭キャンペーン(2019/10/1 神戸市)
前列右端:高山さん
●〈あけぼのハウス〉に参加して
 まずは、温存手術をしていた左胸を全摘手術して、その後抗がん剤治療をすることになりました。手術日が決まった頃、〈あけぼのハウス〉が開催されることを知り、参加しました。「来週手術です」位しか話せなかったのですが、みんなに声を揃えて「大丈夫、大丈夫」と言ってもらって、とても気持ちがラクになりました。あぁ、自分は苦しかったんだ、と気付いたのと同時に、気持ちを吐き出せる場所があることに感謝しました。
2016年7月 左胸全摘、左鎖骨のリンパ腫瘍切除
 〈あけぼのハウス〉でも聞いていたのですが、K先生の縫合がキレイで感謝しています。 術後、リンパ液がたまり腫れていて、何度もリンパ液を抜いてもらいました。
ゼローダ錠の服薬(2016.7~2016.9)

●リンパ節に転移
 ある日、首のリンパ筋を伸ばしていたら、異物を感じました。数十個のがん細胞が首にいました。2回目の告知に比べるとショックの割合は小さかったのですが、いつまでがん細胞と付き合わねばならないのか、という思いが大きかったです。

●フォース(4th)オピニオンへ
 そして、フォースオピニオンへ。その病院では、「しこりの大きさが10㎜以上、まだ抗がん剤治療をしていない等いくつかの条件が合えば再発対象の治験に参加できるかもしれない」と説明を受け、諸検査を受けました。検査結果、しこりの最大値は7㎜でした。10㎜まで大きくなるのを待つのか、そもそも腫瘍が大きくなるのか、確実に治験に参加できるのかなど思うと、治験ではなく、抗がん剤治療をしようと決めました。この医師もK先生と同じ抗がん剤を投薬すると言いました。
 自宅から近いこの病院に転院するのか、K先生のもとで治療するのか、この時は悩みました。悩みましたが、他の医師に話を聞きに行きたい、となるたび診断書を書いてくださり、戻ってきて、また検診・治療に行けば穏やかに接してくださるK先生と看護師さんがいる今の病院でよいのではないかと思い、また元に戻りました。
ハラヴェン(2週投薬1週休み)を7クール(2016.11~2017.3)  
 白血球が下がるのに耐えて、脱毛が始まり、髪の毛が消えました。当初の予定7クールを終えました。
エンドキサン錠とゼローダ錠の服薬(2017.3~2017.9)
 こちらは飲み薬ということもあり、白血球が下がっても仕事ができないほど辛くなることはなかったですし、これから髪の毛が生えてくるのでは、と期待もありました。
2017年10月、首にある数個の腫瘍を切除
 数十個あったしこりも徐々に減り、そろそろ切除しようかと話が進みました。「部分麻酔で切除するから入院はなし」と言われ、3回目の手術ともなると手術内容を理解するのは早く、先生に「首にある腫瘍を切れるんですか~、頸動脈切らないでくださいね」なんて軽口が言えるほど、慣れたきた感がありました。
 部分麻酔だったので、術後すぐに処置室で切除した腫瘍を見せてもらいました。先生が「首までの転移で治まってよかったね。ほかの臓器にいってなくてよかった」とおっしゃった言葉が忘れられず、今日まで、私に合うように考えて治療してくださったこと、感謝しています。

●乳がんにならなければ出会えなかったひとたちに感謝
 今は、再発も完治して定期健診だけで無治療でいます。思い出しても一番つらかった2回目の手術前に、〈あけぼのハウス〉で諸先輩方の話が聞けて勉強になりました。インターネット上では自分の見たい、知りたい情報しか拾わないので、〈ハウス〉では、さまざまな乳がんタイプの話から治療法などたくさんの話が聞けました。また、自分の話を聞いてもらえたことがうれしかったです。〈あけぼのハウス〉がなければ不安な気持ちを抱えたまま、治療を受けていたと思います。乳がんになって医師や家族以外に、自分の思いを話すのは、私にはなかなかハードルが高かったです。
 不安や悩みを抱えている人が、一人でも多く【あけぼの会】の行事に参加してみよう、〈あけぼのハウス〉に行ってみよう、と一歩踏み出してもらえるよう【あけぼの兵庫】のみなさんと共にこれからも活動していきたいと思っています。