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巻頭記事

巻頭記事

日常生活をすることが一番幸せ! 
            深野百合子(あけぼの会会長) 《2020年6月25日更新》

2020年06月25日 更新

4ヶ月ぶりの再会!元気をもらえました<br>レストラン『ブロッソ』2020/6/214ヶ月ぶりの再会!仲間から元気をもらえました
レストラン『ブロッソ』2020/6/21

 【あけぼの福岡】は6月21日(日)再発治療中の方の集い<さくらんぼ会>を4か月ぶりに再開、8名が参加しました。会場は福岡の中心地、とても眺めがよいレストランで、いつもは混み合っていますが、今は広い部屋が貸し切りで、ゆっくりと話ができました。
<さくらんぼ会>の方にとっての4カ月は特に長くて、この間に症状が変化して治療が変った人も多く、それぞれの経過や治療、悩みについてマスクをしたまま大きな声で話しました。
 「再開を待っていました」というKさんは、最近、骨転移が分かりホルモン治療中です。「コロナ自粛で家に籠り、目標もなく何をする気力も湧かず落ち込んでいた中で、ホルモン剤が効かなくなり抗がん剤治療をと言われています。初期治療から抗がん剤を拒否していたので『緩和ケア』を希望しましたが、揺れ動いています。皆さんの意見をお聞きしたい」とのことでした。驚きました。

 緩和ケアは「がん治療の初期段階から、病気に伴う心と体の痛みを和らげること」で、がん治療をしながら、QOL(生活の質)を改善するためのものです。しかしながら未だに「治療が何も出来なくなり、末期に受けるもの」との思いが強くあります。Kさんは治療をせず痛みなどの症状緩和だけを希望されています。

緩和ケアを受けるメリット  
●がん治療中に経験する苦痛を伴う症状(吐き気、嘔吐、痛み、倦怠感など)が緩和され、がん治療に 取り組む力がわいてきます。 ●患者さんやご家族の不安や心配事など、心のつらさをやわらげるため に緩和ケアのスタッフがお手伝いをします。 ●がんと診断されたことによる社会的差別(就職・解雇 問題など)への対応について、スタッフが一緒に考えます。緩和ケアは、がんと共生することを可能にします。(日本緩和医療学会HPより)←http://www.kanwacare.net/

 「今治療を止めるのはもったいない」「何でも話して一緒に頑張っていきましょう」「私も不安でくじけそうな気持ちと闘いながら治療受けています」など、みんなが励まして、気持ちが落ち込んだときは「サイコオンコロジー(精神腫瘍学)科」(九州がんセンターにあります)などを受診するのも一つの方法と教えてくれました。←(サイコオンコロジー学会)https://support.jpos-society.org/about/


 Kさんは「溜まっていた不安や落ち込んだ気持ちを聞いて貰って、ずいぶん気持ちが楽になりました。来月の検査結果次第ですが、拒否していた抗がん剤治療もありかも…と、少しずつ思い始めました。皆さんの頑張りが羨ましく、眩しかったです。行方不明になっている『やる気スイッチ』を改めて捜索します‼」とのLINEが届きました。一人で考えているとどうしてもマイナス方向に向かいがちです。仲間と話しながら悔いのない治療をして欲しいと願っています。

 最近、リンパ節の切除手術をしたAさんが「何かしたいと思って焦ったこともありますが、今は、日常生活をすることが一番の幸せと思うようになりました」と纏めてくれました。     深野百合子 akebonofk2018@gmail.com