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巻頭記事

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コロナ禍の中での【あけぼの鳥取】の取組み…
            友森一美(あけぼの鳥取代表・元看護師) 《2020年8月26日更新》

2020年08月26日 更新

大山(伯耆富士)のお花畑(ユートピア)<br>撮影:平井令子 2020/8/2大山(伯耆富士)のお花畑(ユートピア)
撮影:平井令子(鳥取) 2020/8/2
 鳥取県は日本で人口が一番少ない県です。新型コロナウィルス感染者も最後から二番目に発生しました。それでも緊急事態宣言が解除になってから、少しずつ感染者は増えて、人口に対しての感染者率は徐々に高まっています。
 【あけぼの鳥取】は3月から総会、〈あけぼのハウス〉、ピンクリボンフェスタなどすべての集まりができなくなりましたが、4月には準備していた総会資料やお便りと一緒に猪子明美副代表の手作りマスクを会員にプレゼントしました。治療中の会員から「検査データに一喜一憂していた時に手作りマスクを手にしてとても嬉しかった」とのお便りがありました。
 そのあと、終わりの見えない自粛生活が続く中、何かできないかと模索して、猪子副代表の提案で「メッセージシート」を作成しました。「近況・心配ごと・医師に聞いてみたいこと」など何でも書いてもらい、集まった声を編集して6月に皆さんへ送りました。

 7月20日、5か月ぶりに〈あけぼのハウス鳥取〉を開催。公的施設が使用可能となり、6名の会員が集まりました。その中で、「診察後に突然、主治医から遺伝子検査の説明をされたが、その理由が理解できず『何か問題があってのことなのか』と心配している」との相談がありました。
 遺伝子検査※は、今年4月から保険適応*になりました。血液検査で行い、費用は4、5万円ということですが、一定の条件に当てはまらない方は自費診療になります。たまたま参加者の中に同じ医師から遺伝子検査の説明を受けた人がいて、詳しく聞くことができました。相談された方は「検査を受けてみよう」と言われていました。

 先ずは「遺伝カウンセリング」を受けて、検査のメリット・デメリットを十分理解した上で遺伝子検査を検討すべきと思います。正しい情報に基づき、納得して受けることが何より大切だからです。私たちが検査を受けることで、乳がん、卵巣がんの未来の進展に繋がるなら、新薬の治験と同じように、積極的に参加する意義があるのではと思います。  

 感染対策の中、マスクで顔は半分しか見えませんでしたが、久しぶりのハウスで大いに話が弾みました。みなさんが変わりなく過ごしていたことを知り、ホッとしました。コロナ感染が拡大しつつある日々ですが一日も早い終息を祈っています。

※今年4月から遺伝性乳がん卵巣がん症候群(Hereditary Breast and Ovarian Cancer syndrome:HBOC)で、条件に合った患者には保険診療が認められました。詳細は日本乳癌学会HP掲載の「遺伝性乳がん卵巣がん症候群の保険診療収載に伴う遺伝カウンセリング・BRCA遺伝学的検査とリスク低減乳房切除術・乳房再建術、リスク低減卵管卵巣摘出術について」参照 ←http://www.jbcs.gr.jp(市民向けに掲載)