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巻頭記事

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「がん患者サポート美容師」さんのご紹介
           内藤桂子(あけぼの会副会長・あけぼの新潟代表) 《2020年11月15日更新》

2020年11月15日 更新

もこもこと秋色に染まるコキア(ホウキギ)<brーー新潟ふるさと村<br>撮影:内藤桂子(2020/10/29) もこもこと秋色に染まる*コキア
ーー新潟ふるさと村 (20020/10/29)
撮影:内藤桂子(新潟) 
「県内の美容師らが、抗がん剤治療に伴う脱毛や肌トラブルといったがん患者の外見に関する相談に乗り、支援する取り組みが広がっている。県美容業生活衛生同業組合(新潟市中央区)は、がんの基礎知識やウィッグ(かつら)の扱い方を学ぶ講習を開き、「がん患者サポート美容師」を養成するほか、自主的に支援に取り組む美容室もある。関係者「がんで苦しむ人の支えになりたい」と意気込んでいる(2020/9/15 「新潟日報」)

▲「がん患者サポート美容師」養成のきっかけになったのは、【あけぼの新潟】が同組合にウィッグの調整ができる美容室をがん患者にわかるように表示してほしいという申し入れをしたことでした。

昨年〈あけぼのハウス〉に参加された方が、治療が終わり髪が伸びてきたので、ウィッグメーカーから言われたようにカットしてもらいに店舗に行ったところ、奥に持って行ってカットして返されたそうです。かぶってカットするのだと思っていたのに、です。デパートで購入した方もカットのために持参すると「本社に送ってそこでするので1週間かかる」と言われ、戻ってきたのを見たら、短か過ぎて頭に合わなかったそうです。それに引き換え、行きつけの美容室ウィッグを調達し、カットやお手入れをしてもらっている人はとても満足していました。ですが、美容室で対応してもらえることを知らない方が多かったのです。

同組合では、養成講座を行い試験に合格した46人を「がん患者サポート美容師」に認定し、店舗に専用ステッカーを掲示しています。(新潟県美容業生活衛生同業組合HP←クリック)養成講座では、あけぼの会会員からの美容室への要望と患者の気持ちをお話させていただきました。この時には、まだ私自身が必要になるとは思っていなかったのですが、治療が変わって、時に脱毛することがあり、パーマやカラーリングは刺激が強いため、避けたほうがよいでしょう、と薬の説明書に書かれていたこともあって、早速、専門的な知識を習得された美容師さんにお世話になりました。頭皮ケアなどについても相談でき、安心してお任せできるので心強いです。

養成講座で、「脱毛は、どのがんにおいても『治療に伴う身体症状の苦痛TOP20』の上位に位置している。アピアランスケア(美容や整容のケア)は治療の維持につながり、生体によい影響を与え、周りにも良い影響を与える」と専門医はお話されました。もちろん、治療がうまくいって元気になることが一番大切ですが、治療期間が長くなるとQOLを維持しながら治療を続けることも大切になってきます。がん患者をサポートしてくれる美容室、美容師さんが、全国的に増えてほしいと思います。  kei-sucree@dream.ocn.ne.jp

※コキア・・・見た目は柔らかいコニファーのような姿ですが、晩秋には枯れてしまう一年草です。花は目立ちませんが、線状のきれいなライトグリーンの葉と、自然に卵形にまとまる草姿を楽しみます。秋には実がなり、真っ赤な紅葉も楽しめます。