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巻頭記事

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【あけぼの会】は恩送りの精神で 
           内藤桂子(あけぼの会副会長・あけぼの新潟代表) 《2021年1月26日更新》

2021年01月25日 更新

上越の雪3m! 前が見えない!<br>撮影:内藤桂子(新潟)2021/1/3上越の雪3m! 前が見えない!
撮影:内藤桂子(新潟)2021/1/3
すでにご存知のように、今年の新潟は35年ぶりの大雪で、私の実家がある上越市では積雪が3mを超えました。どんな量か想像できないでしょう、2階の高さと同じくらいです。融雪屋根(少し温めたお湯を流して消雪するシステム)で、玄関も居間も2階にあります。1階はすっぽり雪に埋まった状態で、災害とも言えるレベルです。

テレビで放映されましたが、昨年末、関越自動車道で合わせて2100台の車が立ち往生し、48時間も閉じ込められた人もいました。その中に米菓を積んだ配送トラックがあり、運転手は食べ物を持っていなかったので、荷主の米菓会社に連絡したところ、「どうぞ、好きなだけ食べてください。また、周囲の車の方々にも分けて上げてください」と指示があったそうです。それをもらった女性が一人で心細さに耐えていたので、思いがけない差し入れに嬉しくて、SNSにアップして話題になりました。

この会社は中越地震の被害を受けており、その時にお世話になった全国の方々にいつか恩返しがしたいと願っていたので、お役に立つなら、と即答だったそうです。これは正に2年前に和崎さんが書いておられた「恩送り」ですね。【あけぼの会】は、この恩送りで成り立っていると言えるでしょう。雪国では命を脅かす状況がありますが、乳がんという命に関わる病になり、先の見えないトンネルに迷い込んでしまったように思える時に手を差し伸べてくれる人がいたら、希望を持つことができます。

術後間もないころ、先輩患者さんの一言で救われました。【あけぼの会】の会員さんが病院の相談会に来てくださっていました。私は先生に言われた「再発率30%」が気になり、かなり落ち込んでいました。「少しでも再発率を下げるために治療をしっかりしましょう」という意味だったのですが、「30%」が頭に残ってしまったのです。その先輩は「当人に取ったら100%か0%しかないのだから、30%なんて意味ないわよ」と言ったのです。気持ちがパッと楽になりました。

その時の人に恩返しはできませんが、困っている方、悩んでいる方の力に少しでもなれればいいと思っています。【あけぼの会】はそういう会員の善意で成り立っています。

「患者が答えるQ&Aコーナー」見ていただきましたでしょうか?再発治療中のかた、メールをください。治療のことや生活のことなどいろいろお話しましょう。  kei-sucree@dream.ocn.ne.jp