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エッセイ

ワットさんの笑って長生き

「6時間の長尺映画を3回観ました」

2021年07月11日 更新

燃えるメキシコの夕陽

 サンディ 2021/7/9燃えるメキシコの夕陽
 サンディ 2021/7/9
水曜日の朝からオンラインムービーを見始めて、すっかり現実逃避していました。映画はイタリアの「輝ける青春」で、なんと366分、6時間超、1部と2部に分けられている。毎年開かれる「イタリア映画祭」、今年は21回目、東京は朝日ホール(あけぼの会全国大会おぼえていますか?)ですが、今年は緊急事態宣言を受けて、昨年同様、会場とオンラインの両方で開催している。イタリア語教室の先生のお勧めで観ることにしたのだが、これがすごい映画ですっかり虜になってしまった。映画好きな人は今からでも間に合います、ぜひ観て。

これは2003年に作られた映画なので、そのころ観た人もいるかも知れない。俳優陣がまずいい。ストーリーは題名の通り青春から始まり、その後35年余りのそれぞれの出会い、恋愛、結婚、死、子供たちの成長などを、この間に起きた歴史的出来事に織り交ぜているので、興味深い。例えば、1966年フィレンツエの洪水の時、国立中央図書館の大量の本を、全国から駆けつけた大学生が横並びして、手渡しでしたとか、実際に映画に出てくる。 ついでだが、この時ジュネーヴの国際会議に参加していたエドワード・ケネディ議員が駆けつけて、惨状を目にし、後日感想を述べた。この感想が胸を打つ。(Yahoo~抜粋)

「館内は完全に停電していて、キャンドルが置かれていた。ひどく寒い中、学生たちは腰まで水につかったまま、列を作って、次々と本を手渡して運び出していた。その数何百人。ジュネーヴに戻る飛行機の中で、震えがとまらなかった。それは、先程目にしたばかりの荘厳な光景を考えずにはいられなかったからだ。ちらちらと揺れるキャンドルの光のもとで、冷たい泥水を物ともせず、静かに本を救い出すことに集中していたあの若者たちの姿を、私は決して忘れることはないだろう」見ていない私でも涙が出てくるほどの描写。他には覚えている人、いるかどうか、モロ元首相、誘拐殺人事件を起こしたテロ組織、赤の旅団の話も。

6時間映画、オンラインで1本に付き800円(新作ではないのでこの値段)2本分払うと、72時間見放題、それで、元を取ろうと3回観た。ヒマだったから丁度いいのだが、さすがに疲れた。パソコンの前に椅子に座ったまま、お尻が痛くなった。でもこのしつこさが私の原動力だと思って何となく満足している。3回目にああそうだったのか、と合点がいく個所もあって、映画館で1回だけだったら気づかなかっただろうとか、なんかかんかで心地よい余韻に浸っています。映画はいい。
(先日の頂きものリストに大阪の水ナスを追加します。忘れていました。ゴメン) ワット takakowatt@gmail.com

今日の一首:
ブルージュのカップで珈琲のむ朝は もう訪うことなき街一つ消す   
 

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