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エッセイ

ワットさんの笑って長生き

その①お客は二日が限界

2021年08月16日 更新

花径10~20㎝程度の大きな花 <br> ――モミジアオイ(紅葉葵)<br>撮影:前田こずえ(東京)2021/8花径10~20㎝程度の大きな花
――モミジアオイ(紅葉葵)
撮影:前田こずえ(東京)2021/8
線状降水帯、記録的大雨、内水氾濫、土砂崩れ、あなたのお住まいの地域ではどんなですか? 猛暑のあとは猛雨。気でも狂ったかのように激しく定点集中的に降り続く。熱海の盛土洪水の記憶冷めやらぬ間にこの無情。どうか人民の命だけはお助けください、と祈っている。コロナもいやだけど、自然災害はもっといや。人間の叡智では予防も鎮圧もできなくて、避難して待つのみ。BBCでもCNNテレビでも世界中にビッグニュースで伝えている。

イギリスのお客、ロバート君が11日に来て翌日は広島の娘のところへ行って2泊、そして昨日から京都、今帰りの新幹線の中、5時過ぎに品川に着くと言って来た。どこへ行っても雨で不運だったが、それでもひるまずエンジョイしているからエライ。カメラマンなので、閉会式で居眠りをしている菅総理の秘蔵写真を見せてくれた(ナイショ)。マスコミ統制で公開されなかったようだ。問題山積のまま閉会まで漕ぎつけたお疲れが出たのだろう。

ロバートは娘と同じ年、51歳。彼の両親と私たち夫婦が新婚当時からの友達で、今思えば、彼の母親と私が同年に第一子を産んでいたことになる。あれから半世紀、欠けたのは私の夫で、他3人は健在、ロンドンへ行けば必ず3人で1回は夕食を食べる。去年、もしオリンピックがあったら、ロバートは彼の17歳の息子を連れて来る予定で、私のところへ泊めてもらえないか、もらえるとしたら何泊?と聞かれて、冷酷な私は「3泊」と答えた。

向こうでいつもお世話になっているのを思えば「何泊でも」と答えるべきだったが、私は人を長めに泊めて、失敗したことが2度あったので、冷酷を通した。失敗とは、長くいる間に感情的に気まずくなってしまったのだ。とは言え、意地悪だったかなとの罪の意識もあって、今回彼を泊めてご馳走して、去年からの罪悪感を減らせると内心喜んでいた。ところが今、彼が1泊しても疲れるので、あの3泊宣言は正解だったと思いかけていた。そこへ娘が「マミー、今わかった、あれでよかったのよ」と言う。彼女は2泊で音を上げていた。

千客万来、の言葉は大好き、泊まり客が来てくれるのはとてもうれしい。私は接客上手なので、みなリラックスする。シェフとしても朝のスクランブルエッグは語り継がれるほどのもの。民宿のママをやりたかったのだが、今からは無理。西洋のことわざに「ゲストは買って来た魚、2日目から匂い始める」いうのがある。すなわち、お客は2日過ぎると、鼻について来る?我が家の客は18日の午後のフライトで帰国の途。ガマン、ガンバルしかない。  ワット takakowatt@gmail.com

今日の一首:
空腹を喜ぶわれは飽食の恥ずべき民よ 飢餓を知るなし   
 

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