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巻頭記事

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第30回日本乳癌学会学術総会参加して ―――川野紀子(あけぼの会副会長、あけぼの兵庫代表)(2022/7/5 更新)

2022年07月05日 更新

日時:2022年6月30日(木)~7月2日(土)谷野裕一先生と久しぶりの再会!<br>(BC-PAP会場にて、右端が私です)谷野裕一先生と久しぶりの再会!
(BC-PAP会場にて、右端が私です)

会場:パシフィコ横浜ノース

今回は第30回という記念すべき大会に【あけぼの兵庫】の顧問医、三好康雄先生が会長であられたこともあって、お祝いと成功を祈念して応援に行きました。総会前日に創立30周年記念式典を開催し、そこで秋篠宮佳子さまがお言葉を述べられたそうです。

今回の学会のテーマは【次世代に繋ぐ乳癌診療~それぞれの役割~】。テーマ通り、どのセッションも医師、看護師、薬剤師等のメディカルスタッフが、それぞれの立場で今までの実績成果を発表して次世代に繋げる思いを語っておられました。また次世代を担う若手の先生方が積極的に色々発表されていたので、患者としては頼もしく嬉しく思いました。

海外からの登壇者も多数おられましたが、数年前までは同時通訳のヘッドホーンを借りて聞いたものでしたが、今やスマホに同時通訳アプリを取り込んでおけば、当日会場に行って8桁のコードを入れるだけで、自分のスマホから翻訳音声が流れるというシステムなので聴きやすく、また重いプログラム集を持ち歩かなくても、プログラムアプリから全部のプログラムや今行なわれているセッションと会場が直ぐに分かるので、ここ数年間に随分便利になったと感心しながら、なんか浦島太郎の心境になりました。

三好先生の会長講演では、先生が日本と英国で最先端の臨床と基礎研究を16年間された後、乳癌診療に携わって来られた22年間をエピソードを交えてお話され、次世代を担う先生がたへのメッセージとされました。これまでに苦労も沢山されて今の先生があるのだと理解しましたが、いつもと変わらない温和で優しい語り口調に、会場全体が温かい空気に包まれていました。会長だからと威厳あるお話ではなく人間味溢れるお話に一緒に聴いていた患者さん達も以前にも増して、ますます先生を尊敬されたと思います。

最後に私のメイン目的の患者・市民参画プログラムBC-PAP(Breast Cancer-Patients and Advocates Program)ですが、これは患者の代表が集まって患者の視点に立って考えたプログラム内容を担当する先生方と共同で作り上げて提供して下さったセッションです。その事に意義があり、今回が初めての企画でしたが、とても充実していました。医師主導ではなく患者が患者の為に考え企画・運営していくこのプログラムが今後ますます発展していく事を期待しています。

午前と午後のセッションの後、夜はオンライン患者交流会がありました。会場参加はされずライブ配信で参加された方々も加わってお話をしました。全員の簡単な自己紹介の後、参加の先生方も含めてグループ分けして話をして最後に各グループで話し合った事を発表してそれぞれの意見を共有しました。コロナ禍で2年間、WEB開催だったので、久しぶりの対面での開催で、懐かしい仲間との再会が果たせて嬉しく思いました。これからは、患者会同士の横の繋がりも大切にし、情報交換をしながら活動をしていく必要性を感じました。

会長講演や患者・市民参画プログラムのセッションの内容はオンデマンド配信で見る事ができます。乳癌学会のホームページからご覧下さい。akebonohyogo@gaea.ocn.ne.jp