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巻頭記事

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シリーズ・患者は学ぶⅣ(7月19日更新)
「病理の疑問質問、何でも答えます」
           講 師:清水千佳子先生(国立国際医療センター病院・乳腺・腫瘍内科診療科長)

2022年07月19日 更新

一言一句聴き漏らすまいとガンバル私たち スライドは「治療の目的」に入っています<br>(2022/7/16  撮影:玉利朱美)一言一句聴き漏らすまいとガンバル私たち
スライドは「治療の目的」に入っています
(2022/7/16  撮影:玉利朱美)
 誰かが「命知らずの人達がこんなに集まって」と言いましたが、まさにその通り、東京の感染者数が2万に達するかという恐怖の中、15名の参加、講演会が始まり。先生はソフトなお声で、難しいスライドを次々と出して話されて、頭が付いて行けない。でも「乳がんとは何?」「病期とは」という基礎からおさらいから入って行ったので、抵抗が小さくて済みました。終了後、先生からいただいたメールです。


―――久々にワットさんにお目にかかり、エネルギーをいただいて帰ってまいりました。
講演では、患者さん参加の臨床試験が実を結び、無増悪期間だけでなく、生存期間にもインパクトがある分子標的薬が出て来ていることをお伝えしたく、少人数だからこそと敢えて薬の名前やら、薬の効果の物差しやら、ちょっと込み入った話に挑戦をしてみました。

皆様の反応から、診察室での話は薬の名前で止まっているなぁ...  と実感。病院では一般名で説明されたり、商品名で説明されたり、なので両方をカバーしようと欲張ったことが、かえって混乱を招いた、と反省しきりです...。

でも薬の名前はあくまでも記号で、お伝えしたいことの本質ではないのですが、どうしても聞き手は名前を覚えようとします。名前を記憶しようとする聞き手の脳の動きのために、話し手の伝えたいメッセージが抜け落ちる可能性があると強く感じ、近い将来、薬の早見表含め、患者さんに本質を理解いただくためのツールの必要性や、言葉の使い方、支援のあり方について考えさせられました。
改めて、皆様とのふれあいの貴重な機会をいただき、ありがとうございました! ぜひ、今後もコラボレーションをお願いいたします。(清水千佳子 7/18)

 

参加者の声
とても興味深いお話でした。分子標的治療薬の進歩はすさまじいですね。しかも化学療法剤との合体薬とかも出てきて、ホルモン剤との併用で怖いもの知らずの印象です。HER2陽性患者の分子標的薬の進化は止まらない感じですね。

しかし、日本での適用には国の承認を得るまでに、エビデンスが必要だったりして時間がかかっていましたが、コロナの治療薬承認を急がせる議案が通ったおかげで、抗がん剤など、がん患者のための薬も以前よりずっと早く使える傾向にあり、とのお話、患者のためのうれしい最新情報が聞けて、非常に勉強になりました。ありがとうございました。