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エッセイ

ワットさんの笑って長生き

「2013年、どうか私に元気をください!」

2013年02月19日
●私の2013年は夫の偲ぶ会で幕開けした。命日の1月12日、50名のゲストと共に故人を偲んだ。ゲストは英国人、米国人、アフリカ人、など国籍豊か、それに負けない日本の友人たち、スピーチも英語、日本語、時々通訳付き、不思議に何の違和感もなく進行した。涙あり、笑いあり、中でも、以前同じ敷地に住んでいた菅野さんというプロのチェリストが独奏を申し出てくれて、3曲も弾いてくださったのは、何より夫への思いがけない鎮魂となり、参列者の心にも、しめやかな回想のひとときが授けられた、素晴らしかった。

●この偲ぶ会のために子供たちが帰国して、イギリスで4月に別れて以来の家族再会になった。家族は一緒がいい。それなのに、私たちはあちこちに離れて住んでいる。息子はあの大雪の翌日15日に元来た国へ向かった。雪騒動に振り回され、まず前日集荷の宅急便が来られなかった。翌朝、渋谷行きのタクシーがない。満員のバス2台をやり過ごして、ようやく3台目のバスに乗る。空港行きのバスを予約してあったホテルのロビーへ辿り着くと、運休だという。大きなスーツケースを引いて、成田エクスプレスの切符売場へ走る。

●4分後に出るエクスプレスに乗るのは無理、最短、品川駅発しかないと言う。そこで、見送りの娘と私と当人3人で品川駅に向かう。ホームに雪風が舞う朝、寒かった。息子の成田到着は時間ぎりぎりで空港内を走って飛び乗ったらしい。そして、翌日、今度は娘がバンコックへ帰るのを見送りに。渋谷駅発の成田エクスプレスで予定通り。しかし、ホームがまた北風びゅうびゅうで寒かった。翌日、近くのかかりつけの医院で風邪薬をもらう。寒い目に遭ったの?と聞かれて、びっくり。ヤブと思っていたドクターをひそかに見直す。

●子供たちが去って、にわかに一人の生活がさみしく感じられる。私のさみしさを、あの骨折ネコが今や完治、狭い家の中を野蛮に走り回って、癒してくれている。みなさん、ご心配かけました。ネコより、私が払った入院治療代を心配してください。かなりショックで落ち込んだのですが、獣医さんの相場、怖いところ。夫の看病で丸6年間、家族が親密な時を過ごした後なので、私だけでなく、誰もがさみしさを実感しているのがわかった再会だった。リラの春休み、4月に、娘がリラと再来日するというので、指折り数えている。

●そして、あけぼの会のお仕事も開始。やっとニュースレターを作り終え、今は校正作業中、完成間近。今年はあけぼの会創立35周年記念大会なので、その基調講演の講師先生と音楽を決めた。何とあのチェロの菅野さんに全面お任せクラシックアワーにしたのだ。講師の先生は県立静岡がんセンターの山口総長先生。先生とは昨年9月に四国で再会してご挨拶してあったので、記念大会にふさわしい講師先生はこの先生と私の中で決めてあって、お願いした。幸い日にちが合い、快くお引き受けくださり、ホッと胸をなでおろしている。

●何でも縁、運命、これが私の口癖。菅野さんとの再縁も山口総長とのご縁も運命。運命に決めてもらったようなものなのだ。あとは35年間の総決算的な行事をしたい。例えば、あけぼの会がここまで来る間に会に貢献して亡くなった人たち(富樫さん、東野さん、常田さん、岸川さん、寺下さん、井上さん、楠井さん、他)を全国もれなく拾い出して、走馬灯のようにスライドショーでお顔を大写しにして、全員で偲んで、感謝の意を伝えたりするのは、どうだろう。

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