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イベント情報

活動予定

「あけぼの会創立35周年記念講演会」 報告A

2013年09月08日
あの日舞台で大役を果たした8人のうちの二人から届いたメールを紹介します。

「帰宅してしばらくはだるく、ゆっくりしていましたが、やっと通常に戻りました。再発の方々にお会いし、体験に共感もしていただき、まだまだ頑張らねばと気持ちを新たにしております。また、まだ一人で旅ができたことは、我ながらびっくりしています。自信になり、また無理のないときにふらりゆっくり旅なんか企ててみようかと味をしめました。貴重な機会を与えていただきありがとうございました。愛媛・眞田美由紀」

「先日はすばらしい講演会に参加することができ、誠にありがとうございました。とりとめのない話でお役に立てたかどうか、心配しています。ただ、再発しても転移しても、こうやって日常生活がおくれていると、皆さんの参考になればいいなと思っています。岩瀬先生の講演の中でホルモン剤が効く人の抗がん剤が来年出ると聞いて、心強く思いました。あけぼの会に入って17年。会に支えられて、まだまだがんばります。福井・沢崎聖子」
 
眞田さんは4年前、1歳のベビーがいる時手術、その後再発して、現在肝臓に10センチの腫瘍を抱えている44歳の主婦、沢崎さんは骨転移して10年、首に常時ムチ打ち輪っかをはめて既に3年の56歳の主婦。

他の出演者もそうでしたが、すごいのは、再発治療中でも他の人と同じ普通の生活をしている、ということです。仕事を持ち、家では家事をこなす。しかもこの二人が共に口にした驚きは「痛みが出ても痛み止めを飲まないようにしている、痛みの本質、痛みがどこから来ているか、自分でしっかり知覚したい、痛み止めを飲むと痛みはいっとき消えるけど、それは根本解決ではない」と言ったことでした。想像を超える痛みのはずなのに。
 
何という静かなる闘魂、がんと正面から向き合って、しなやかにしたたかにがんと共存している。人間がもともと強いのか、人間ががんになって強くなるのか。あの会場にいた人はみな、その底力に敬服したでしょう。再発治療も人生の一部、それをこなしているだけという、みなさんの飄々と、りきまない姿に感動しました。

また当日早朝、眞田さんは遠路、松山空港から羽田へ、そして会場まで一人で辿り着き、その喜びを「一人旅ができて、びっくりしている、自信になった」と喜びを隠さない。沢崎さんも福井から米原経由の新幹線で一人旅、二人とも恐らく前夜は道中のことが心配で眠れなかったでしょう。再発患者は外観ではわからないので、人が特に親切にしてくれたり、気を付けてはくれない。不安な体で、大きな冒険をして、少しでも自信を得たとしたら、私たちもとてもうれしい。本当にご苦労さんでしたね。あなたがたは、ただ偉い!素晴らしい!お礼を言います。   会長・ワット隆子


全国からのパネリストの皆さん、
向かって右から3人目沢崎さん、左隣眞田さん
撮影:西島正之・ヴィゴラス・メド社