今日は話題を私の本職の乳がんに変えてみたい。日本滞在中、丸々2ヶ月間かかって作った「あけぼのニュース?114」にメールで反応が寄せられている。おおむね、好評。

ワットさん
 AKEBONO NEWS 114号 ありがとうございました。いつにも増して、入魂の出来でありますねえ。中でも後藤栖子さんの最終回、気迫の文章が、胸にせまりました。本気で書いてる。最近、私は男性の先輩友人を2人、がんで失いましたが、男たちは、病気になっても、女たちのようには語らず。生きることにかけては、女たちの方が、長けているようです。
 しかし、最近はいい病院ほど順番待ちが大変で、入院と決ってから実際に入院するまで1ヵ月以上待たされ、この待つ間が患者にはとてもつらいらしい。また、治療がすんだらすぐ退院させられ、再発後の治療が効果なく、体力も限界でホスピスに入ろうと思っても、これまた満員で受け入れてもらえない。
 治療の内容の記事はよく見るけど、こうした治療の前後の不安や受け入れ態勢の不備は、マスコミもあまり書きませんが、実際は家族も本人も大変。ここは患者の側から言っていくしかない分野だと、思いました。
 Mr,Wattとご一緒のみなさんの写真、いい雰囲気でした。やたら物価高らしいロンドンでの介護、どうぞお大事に。 安井禮子〔医療ジャーナリスト〕

ワットさん
 御家族の皆さんの写真、素敵です。114号とメールありがとうございました。安井さんのメール、ほんとにうれしい内容です。それから、ホルモン剤の副作用の掲載と冊子に救われました。身体の辛さは息苦しさもあったのです。酸素を計っても異常なしなので耐えるしかないのか、と思い耐えていました。寝ると余計苦しいのです。腰に痛みがあるので時々横になるのです。それが苦しいのです。いったいこれからどうなるのかと思っていたのです。
 さっそくフェマーラの服用をやめたら、苦しさが消えたのです。一年前胸に水がまた溜り始めてから、それまでのアロマシンから、変えて水が消えているので効果はあったわけです。医師はフェマーラが長くきけばいいね、と言われますが。でも、寝ても苦しいというのは大変です。診察日に行ってやめることを了承してもらうことにします。やめてしばらくぶりにベッドで安らぐ事ができるようになったのですから。
もう、6年も生きました。質の良いいのちをえらびます。ほんとにありがたい情報でした。
 展覧会は5月9日から。教えている教室展と、日本画展が画廊の都合で同時開催になりました。作品はほぼ出来ていますが、もうひとがんばりします。展覧会に千葉のあけぼのの友もきてくれます。
 安井さんが指摘して下さった、患者の苦しみをもっと語らねばなりませんね。医者のいうとおりに治療して亡くなる人が多いように思います。副作用とわからず生きる気力をなくしてしまうのではないでしょうか。安心して最期を送れるところやがん患者のサロンなどがあればいいですね。
 私がフェマーラを止めても胸の水がいつまで止まっているか、試しがいがありますね。薬に敏感な体質の人が薬を使うということは大変なことですね。  後藤栖子〔画家・山形県在住〕

会長さん
 ニュースレター届きました。いつもの事ながら、豊富な内容で読みごたえがありそうです。お疲れ様でした。 私の記事も取りあげていただき、その上、読みやすく修正していただきありがとうございました。
24日には新聞「赤旗」にも広田先生のコメントも含めて取材記事が掲載予定だそうです。
 これを機会に全国的に保険適用が認められる日の来ることを願っています。 二回目の申請はドクターの証明書と弾性スリーブの耐用年数の問題があり、どうすれば効果的か策を練っています。
 遅らばせながら、会長さんのご主人の具合はいかがでしょうか?本当に何もして差し上げることは出来ませんが、ただただお見舞い申し上げるのみです。ご自身もどうかお体に気を付けて、少しでも長くご主人のそばにいて差し上げてください。取り急ぎお礼まで。  〔2007年4月22日 埼玉県 臼倉朝子〕