今、事務局は25周年大会の準備で大忙し。私の頭は爆発しそう。あれもこれもやらなければ間に合わない。何より、会場が満杯になってくれるかが心配で、夜中に突然飛び起きたりする。東京大会の会場、朝日ホールの幕が開くとあちこちにかなりの空席が目立つ状景が目に浮かんでくる。重症の被害妄想、過労症です。

会場は定員638なのですが、今ようやく400を越えたところでございます。200も空席のままだと、空きが目立って、ステージに立っていても、あそこもここも空いてるなあ、と心はそちらへ流れて、肝心の話がうつろになるのです。

これって主催者の欲なのですね。いっぱい入っていると、大いに満足、内心「してやったり」という感じ。お客さんで座っている人は、別に気にならないはずです。まあ、欲だけでなく、現実問題として、満杯の入場料が入らないと赤字になるので、これも責任者にとっては頭痛だけでは済まず、全身これ疼痛。何しろ、あけぼの会では、通常、良心的に参加費を抑えているので、例えば、前列10列目くらいの入場料はステージの上の吊り看板代、といった具合で、計算が細かいのです。

2,3年前から、おみやげ袋を差し上げています。その中身も年々増えて、今年は全部で8種類もあるか。製薬会社のアストラゼネカからピンクリボンタオル、中外製薬からグロンサン、ワコールの消臭剤、ジョンソン&ジョンソンから歯ブラシとバンドエイド、ファイザーから喉あめ、ガム、口臭剤、そしてエスティローダーから化粧品のミニセットなど。これらが詰まったダンボールが100個近く事務所に山積みになっていて、スタッフはダンボールの谷間で仕事をしています。

おみやげ袋のアイディアはよその講演会に出席してもらったのをヒントに、会でも真似をしました。私はいいものは何でも素晴らしくすぐに真似をする。また、企業も私たちのおねがいを聞き入れて、品物を見繕って、数多く寄付してくれるので、うれしい。参加者は主に中年女性なので、やはり何かおみやげをもらうとそれはもううれしいお顔。そのお顔を見ると主催者はまたうれしい。

今年は会員には名札を付けてもらうようパソコンで名札も作りました。隣に座った人同士、名前と県名がわかると話しやすいでしょう、という配慮から。

このように素人集団ですが、大きな会場を一日借り切って、大会を催すのです。スタッフが準備から当日の会場係から本当に見事にこなすのを、みなさんに見せてあげたい。チームワークもよいのですが、めいめいが持ち場をわきまえていて、割り当てられた任務を黙々とこなす、この一途さは私が声高に自慢するところです。