どうです、このセリフ。「WEDGE」という雑誌に載っていた三菱重工会長、西岡喬氏のことばです。そっくりいただき。そうです、日本の乳がん患者のみなさん、「誇りを持って精いっぱい生きて、あなたたちは私が守る!」
今日から、私も負けずに、こう宣言することに決めました。今までの27年間だって、そうだったんだもの、はっきり断言していいのです。

 このシリーズを始めて2年になりました。それでこの際まとめて単行本を作りたいと考えています。本の題を何にしようと、迷っていたのですがこれに決めました。
「日本の乳がん患者よ、あなたたちは私が守る」
どうかしら。

 実は毎年秋に埼玉医科大学の佐々木康綱先生に招かれて、医学生さんに講義をしに行って、今年も11月に決まっていて、3度目。自称「一日客員教授さま」をします。昨年は学生さんに私はもう年なので、来年から来ない(こんな山奥に、とは言わなかった)と宣言したのですが、反響がよかったので、請われて、また行くことになりました。それで、そこでも私は考え方を切り替えることにしました。

「未来のよい医者はこの私が育てる」
どうですか。ここまで来ると呆れたを通り越して小気味よいでしょう。そうなのよ。そのくらい言ったほうが自分にも「やる気」が湧く。いい話もできる。何もこの私が柄にもない控えめなんて、人真似をすることはないのです。これからは何でもこの調子で今まで以上に大声を張り上げて生きることにした。だって、先が見えている年齢でございます。これからの言動は私の遺言。

 すみません、実は今日からまた私はバンコックへ行ってきます。10日間。あと10分で家を出なければなりません。いつもこんな切羽詰まってから書き始めてごめん。

 本当は、私がこの27年間、日本の乳がん患者を外敵から守るためにどんなふうに戦ってきたか、を書きたかったのですが、また例によって、焦っています。ですから、続きは帰国してから。ごめんあそばせ!

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