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<ひだまりサロン>(再発治療中の方の集まり)10年のあゆみ
              吉岡敏子(あけぼの奈良代表)《2020年2月26日更新》

鮮やかなミモザーーー<br>花言葉は「感謝」「思いやり」<br> 撮影:星野希代絵(静岡)2020/2/24鮮やかなミモザーーー
花言葉は「感謝」「思いやり」
撮影:星野希代絵(静岡)2020/2/24
「同じ立場の人たちと話がしたい」という、再発したHさんの要望で2010年10月に<ひだまりサロン>がスタートしました。現在は2か月に1回(原則、偶数月第2土曜日)、珈琲館三条店(奈良市三条通)で開催、参加人数は大体5~6人、再発患者にしか分からない悩みを話し合っています。近況報告に始まり、抗がん剤やその副作用、不安なこと、「副作用で食欲がない、何を食べてもおいしくない、どんな工夫をすればよいか?」「ウイッグはどこで調達しているか?」など、話題は尽きません。私もほぼ毎回参加して、他県の再発した方の事例を紹介したりして、傾聴しています。

ここで一人の再発患者Yさんの手記を紹介します。
 『乳がんとわかってから1ヶ月後N病院で温存手術を受け、放射線治療・抗がん剤治療を行いました。今思えば手術や治療が終わり、やるべきことはやったという気持ちと早期に発見したし、リンパにも転移してなかったということもあり、治ったような気持ちになっていたように思います。
 それが1年7ヶ月後、人間ドックで肺のレントゲンに影が見つかりました。肺への転移でした。この時のショックは、乳がんが見つかった時の何十倍ものショックで「早期だったのに・・リンパにも転移していなかったのに・・何で肺に転移したのか」と考えて落ち込む日が続きました。そんな気持ちとは関係なく、抗がん剤治療が再びスタートしました。終わりのない治療の始まりでした。
 今、肺転移が見つかってから2年余りが過ぎましたが、この間ずっと抗がん剤治療を続けています。現在の治療は「5週が1クール」で「3週続けて点滴をして2週休む」というものです。指先がしびれて動かなくなったり、足がぱんぱんにむくんだり、めまいを起こしたりなどの副作用や、腫瘍マーカーがあがる、肝機能が悪くなるなどがあり、その都度薬を変え、3ヶ月に1度のCT検査で腫瘍の大きさの変化に一喜一憂して落ち着かない日々を過ごしています。気落ちして悲しくなることもありますが、どうにか笑って生活できるのは周りの人の支えや仕事のおかげと感謝しています。  
 再発した人たちの集まり「ひだまりサロン」を立ち上げてくださったHさんの思いを大切にして、みんなでこのサロンを続けていきたいと思っています』

Yさんの初発は2007年、ステージⅡ、トリプルネガティブでした。2009年、肺転移。抗がん剤は、ゼローダ、タキソテール、ナベルビン、ジェムザール、カンプト、アバスチン+タキソールの順で変更されていました。
 2012年に肺の手術を受け、抗がん剤は内服薬のTS-1に変わりました。2018年に延べ11年間の抗がん剤投与からやっと解放され、今は身体が楽になったとウオーキングをしたり体操教室に通ったりしながら自分の時間を楽しんでいると言われています。

<ひだまりサロン>を始めて10年。仲間たちと話すことで、少しは楽になり「あの人も頑張っている、自分もなんとか頑張ろう」と前向きになっています。最近はグループLINEを作って、互いに励まし合っています。今後も、あたたかい場所作りのお手伝いができればと思っています。   吉岡敏子 yositosi24@kcn.jp

 
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