木村智子先生(55歳・福島・いわき市)

2024年2月、いわきサンシャインマラソン、5キロ完走。

この夏に卵巣がんの肝臓転移が見つかる

💛去る12/13(土)、東京ウイメンズプラザで木村さんの体験発表会を開催。参加はいつものように、やっと計15名という少人数でしたが、大体が顔なじみで親しみを感じる雰囲気、そこへ初参加の人が二人、共に50代。この人数に馴れて来ると、at homeでなかなかイイ。何より、みなが思う存分、自分の現況について話す時間がある。常連の二人は神奈川から、一人は埼玉から、そして千葉からも一人と他県からも来ている。来た人が得をするのに、と毎回思う。
💛講師の木村先生は「AKEBONO NEWS」でも書いたように32歳で左手術、再建手術。
そして、47歳で右側と両方の卵巣がんが見つかり、抗がん剤治療。51歳で卵巣がんの膵臓転移、そして今は肝転移も見つかり治療中。何回も入退院を繰り返してもめげない。治りたい一心で、ありとあらゆる治療に挑んでいる。毎回決断に迫られる時は、いかに多くの情報を得るか、判断材料は多い方がイイ、積極的、それが即、患者力だと何回も強調した。。
💛本人がスライドトップ画面に「壮絶闘病記」と明言しているほど、聞けば聞くほど「壮絶」で、怖くなる。みなが恐れをなすかと心配したが、何の何の、冷静に受け止めている。木村さんは私の娘と同じ年、娘が果たして、こんな闘いに挑み続けられるか、と想像していた。みなが的確な質問をして、驚きだった。時代が変わった。患者がスゴイ!
💛初めて参加した一人は最近、骨転移がわかり、それがショックで、講演会に来て、私の
手を握って少し泣き始めていた。それが、中に、自分も骨転移しているが、基本がんばらない精神でがんと向き合っているので、と飄々としている。骨転移に対する薬の名前を教えてもらって、今度主治医に言って見ると、泣くのはやめて、気を持ち直していた。何よりの療法、効果抜群!患者同士が情報を交換し合う、これがハウスの重要な役割。
💛「リンパ節郭清の傷跡が溝のように凹んでしまっているので、形成外科で治せるか」という相談に対して、「傷跡外来」と検索すると、手術跡を綺麗にしてくれる病院が見つかる、と教えてくれた人は専門家顔負けの知識でみなが驚いた。「その手術したらシリコン製のケアテープを貼ると綺麗に治る」と追加アドバイスも出て、完璧なアンサーでした。
終了後、数人が傷を見せ合って、第2部が始まっていました。
💛他に自分のことより、90に近いお母さんが乳がんの疑いで検査中で悩んでいる人がいて、みながそれぞれ質問したり考えを言うと、今の検査結果を見て本人の意向を尊重して、決めたいと言っていた。キャンディやチョコや木村さんのお土産などをみなが分けてもらって、さらに気持ちが和んだ。実に充実したイイ会だった。参加が少なくても、こんな会なら続けていかなければ。「気持ちが和む」、あけぼの会の真髄がこれだからだ。

                     akebonotokyo2020@gmail.com(ワット)

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