東京・小石川後楽園 (撮影:斉藤純代・事務局スタッフ 2017/11/29)東京・小石川後楽園 (撮影:斉藤純代・事務局スタッフ 2017/11/29)再発乳がん患者または手術不能な患者のための新薬が、この15日に発売開始された。使用条件はあるが、条件に合う人には待望の星、光明。ただ値段が高い。高額療養費で戻っては来るが、誰かが製薬会社に払っているのだ。抗がん剤の薬価が高額慣れしてきている。たとえば、47万は96万より安い、という風に。が、命が助かるなら、という光明を誰も取り去ったり出来ない。それでも惑う。科学って病気を掘り出したり、高額薬を開発したり・・・のこと?
朝6時前、家を出て、公園に向かう。行き交う人を一人見るか見ないか、道も空も暗い。でも私はいつもの道を黙って歩く。ある年の冬には雪一面で、私の一歩が足跡になったこともあった。「リーダーなら、この道を歩ける人にならなければ」と言い聞かせる。怖くない、さみしくない。たった一人で大地を歩ける人にならなければ。こうして、私は40年、会長さんをしてきた。各県のリーダー達も自分と何度も対話したのではなかろうか。
「リーダーの孤独」、これを分かち合えるのは同じくリーダーをしている人。私もその昔、あけぼの会を始めたころは、大阪の支部長さんの泉谷さんという人と電話でよく話をした。近くに人がいてもお互いがリーダーでなければわからない悩みを打ち明けるためだった。最近はなんだろう、もうリーダーとしての孤独を感じることがない。しかし、各県のリーダー達が孤独を感じたら、私が最大の理解者でありたいので、遠慮なしに伝えてほしい。
リーダーたる人は「心身ともに健康でなければ」という話が<熱海大会>で出た。その通り。そうでなければいい仕事が出来ない、これは誰でもわかる。わからないのは自分が心身ともに健康であるか、という疑問を折に触れ持つか否かだ。やたら滅多ら自己犠牲型の人は困る。健康的ではないからだ。私もその傾向がかつてはあった。今はそうではない。ハッピーな会長さんでなければ、誰もハッピーに出来ないことを肌で知っているから。
息子が帰国して、生活リズムが大きく崩されている。今日は広島の娘(彼には姉)のところへ移動するのはいいが、朝から大量洗濯物、外に干して、それでも乾かないので、ストーブの前に並べてなんとか。朝はラーメン、昼はハンバーグと手のかかる食事サービスをして、午後2時の出発まで彼に振り回された。45才にもなる大人に、かように過保護な母親、英語で「恥を知れ」という。この母のせいで、今も結婚しないのかも知れない。   ワットakebonok@d9.dion.ne.jp
*小石川後楽園は、東京都文京区、都立庭園。江戸時代初期に水戸徳川家の江戸上屋敷内につくられた築山泉水回遊式の日本庭園(大名庭園)であり、国の特別史跡及び特別名勝に指定