【京都市】嵯峨嵐山の天龍寺の中にある宝厳院の紅葉 (撮影:佐藤里佳子  2018/11/23)【京都市】嵯峨嵐山の天龍寺の中にある宝厳院の紅葉 (撮影:佐藤里佳子 2018/11/23)

あけぼの会全盛期には全国の40の県に支部があった。47都道府県制覇を目指したかどうか、覚えていないが、すごい数だった。だが今は、20数県に減っている。自然現象的に減っていったのだが、中には閉鎖してもらった支部も4,5県あった。支部はあくまでもその県の会員のためになることをすることが絶対条件で、閉鎖の県はそぐわなかったらだ。たとえば、ある支部長は自己ブランドの乳がん患者用の下着を製品として作って、ネット上に公開して売る、という想像を超えたことをしていた。当然、支部の会員にも宣伝し、販売したわけで、この販売行為は許せない。
また、会員はさて置いて、県とか市とかに呼ばれて、いわゆる患者代表的な単独行動ばかりしていた人、似ているが、県の有数大学病院の医師に頼まれて出向き、その病院の患者の相談に乗る役をして、あけぼの会の活動をしていると勘違いしている人、この人たちは会員のための集まりや講演会などは殆どしない。また、支部の運営委員が仲良しグループになってしまい、集会で初めて来ている人がいるにも関わらず、終わったらどこどこで食事しよう、などの内輪話をする人たち、うっかりすると、どこにもありそう。
いずれも実際に「会員のために何もしてくれない」という声、「初めて参加したのに、入っていけない感じだった」などの声を聞いたので、支部としては反省しなければならなかった。あけぼの会には「会則」という掟はないし、支部長に対しても、してもいいこと、いけないことを指示したりはしない。リーダーの良識を買いたいからだ。言うならば「どんなときも会員を大事にする」というのが会則だった。会員一人の思いを大事にし、傷つけないこと、そのために、どんな小さな声にも耳を傾けてきたのだった。
さて、先の40周年記念大会会場におられた方、覚えています? 韓国からのお客さん、辛 順子さん、お名前からわかるように日本人で、ご主人が韓国人、あの場で、いいスピーチをしてくれましたね。韓国の大学で日本語を教えていて、ある時、私からのハガキを教材に使った、とてもいい日本語なので、と言ってくれた。とてもうれしかったことは言うまでもないのですが、もっと驚きはあの日、辛さんは日帰りだったんですよ、あり?(アリエールのコマーシャル)あり得るんです、驚きましたね、韓国日本日帰りの旅。  ワット takakowatt@gmail.com(←アドレス新しくなりました)

※天龍寺は京都屈指の観光地嵯峨嵐山、に建つ臨済宗の禅刹。「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されています。http://www.tenryuji.com/index.html←クリック

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