竹のようにまっすぐ強く、しなやかに生きたい <br> ――竹林公園(東久留米、新東京百景の一つ)<br>撮影:前田こずえ(東京)2021/1/30竹のようにまっすぐ強く、しなやかに生きたい
――竹林公園(東久留米、新東京百景の一つ)
撮影:前田こずえ(東京)2021/1/30
神戸大学の谷野裕一先生(医学部附属病院・乳腺内分泌外科・特命教授)の「トリプルネガティブ乳がん研究」のクラウドファンディング(←クリック)に、【あけぼの兵庫】は参加させていただきました。趣旨は上記サイトで詳しく説明されていますが、大体次のようなことです 。
若い人がなる傾向が高いトリプルネガティブ乳がん
特徴は抗がん剤しか治療手段がなく、再発率も高い。そこで、なんとか再発リスクを防ぎたい。 20年以上も前から卵巣がんや肺がんに使われてきた「カルボプラチン」という抗がん剤が、トリプルネガティブ乳がんの再発防止に有効である可能性が高いことが判明。 しかし、ジェネリック医薬品のため製薬メーカーからの出資は見込めない。この薬の治療効果を裏付け、治療手段の一つにできるよう臨床試験を行いたい。現時点で、このタイプの乳がんに対する術後カルボプラチン単独治療の第3相ランダム化比較試験の実施は26施設。

【あけぼの兵庫】は地元であることと、顧問医の佐古田洋子先生が応援されていて協力を呼びかけておられたことを受け、また、他の顧問医、三好康雄先生や河野範男先生の病院も研究に参加されておられるので、有志で寄付をさせていただきました。

●対象は①トリプルネガティブで、②術前治療をしてもがんが消えなかった、③手術後の人。
臨床試験は、術前化学療法をして効果の低かった人(がんが消えなかった・腫瘍が小さくならなかった)を対象に術後カルボプラチンで治療したら再発をどれだけ減らすことが出来るかを調べる。もし効果があれば、治療法が抗がん剤しかないトリプルネガティブの患者さんに使えるようにしたい。

トリプルネガティブ術後患者に比較試験
①カルボプラチン投与【第3相臨床試験】と
②標準治療【経過観察】の2つの群で比較試験です

●そして今、実際に治験に参加する人を募集中!
カルボプラチンの試験施設登録募集中で、自分の県に登録施設が無くて、この施設がいいという施設があれば教えてほしいそうです。現在、臨床試験が始まった病院(←クリック) それと「私も臨床試験に参加したい」と希望される人を探しておられます。

うれしいニュース!
ファンディングの目標額を上回る資金が集まったとの報告が掲載されています。これがお礼状として、あけぼの会本部宛に文書で届いたそうです。このファンドでトリプルネガティブ患者さんの治療薬が一つ増えること、希望に繋がることを祈っています。   akebonohyogo@gaea .ocn.ne.jp

ちょっと一言:
使える武器は一つでも多いほうがいいですし、
コロナ禍の中でも、このような研究が進められていることは
多くのかたの希望につながる明るい話題ですね―和崎(HP担当)