高松サンポートから女木島(鬼ヶ島)がくっきり!<br> ――サンポート屋上に階段場の見晴らしのよい場所があり、 <br>  好天の日は瀬戸大橋、屋島、対岸の岡山まで臨めます。<br>撮影:竹本康子(香川) 2021/1/30高松サンポートから女木島(鬼ヶ島)がくっきり!
――サンポート屋上に階段場の見晴らしのよい場所があり、
  好天の日は瀬戸大橋、屋島、対岸の岡山まで望めます。
撮影:竹本康子(香川) 2021/1/30
昨年2月の〈あけぼのハウス〉(相談会)を最後に、会員同士で話し合う機会は殆どない状態が続いています。【あけぼの香川】は今年度も県から「がん相談委託事業」を受けて補助金をいただいており、それで運営費を賄っています。計画書通り、行事のリアル開催ができないとなると代わりに何かをしなければ予算を返上しなくてはならず、苦肉の策でZoomでのイベントをすることになりました。

さあ、それからが大変!デジタルに弱い私(68)、周りの助けを借りながら四苦八苦の挑戦が始まりました。何度訊いても頭に入らず理解できない、直ぐに忘れてしまう。それでも会計の竹本さんと2人でトライして少しずつ慣れていき、声掛けをして人数を増やしていきました。最初は「URL?ID?パスコード?声が聞こえない、画面が写らない」という声ばかり!それでも、自力で参加できるようになった人もだんだん出てきました。

ただ、ホストになって皆さんを招待するとなると、いろいろ問題が出てきて、講師を招いて実施する前夜はさすがに眠れませんでした。集合住宅に住んでいるため、リモートワークや休校が増えていてWi-Fiが混み、時々回線が切れていたのです。幸い現役バリバリの会員さんがいて助けてくれ、当日も共同ホストになって無事開催ができました。

6月以来、「おしゃべり会」、「美容アロマセラピストによる講演会」「相談会」などを行い、秋から始まった‘ピンクリボンかがわ’(事務局長は【あけぼの香川】副代表の藤田さん)の講演会を入れると、大体月に1~2回はZoomでのイベントが開催されるようになっています。殆どの会員さんが一度もZoomをしたことがなく諦めた方も多かったですが、中には電車で1時間かけて自分のパソコン持参で何度も学びに来て、現在は自力で自宅から参加できている71歳の会員さんもいます。

今の時代に付いていきたい、娘や息子に自慢できる、自宅からなので交通費が不要、体調が悪くても参加できる、などメリットを話す人が多くなっている反面、家にパソコンがない、頭がついていけない、画面上では気軽に話ができない、じっと画面の前で座っていて疲れる、などデメリットをあげる人もいます。Zoomでの内容は機関誌でお知らせするようにしていますが、全員が納得する形で行事を開催していけるか、目下思案中です。

今、高松市では2月末まで、対象店舗で、PayPayでスマホ決済をすると、買い物金額の25%が返ってきます。デジタル化のスピードは日に日に速くなっていて、情報の格差は広がるばかり、苦肉の策で始めたZoomでしたが、個人的には挑戦して良かったと思いました。今PayPayスマホ決済で買い物をして、還付金にニンマリしています。 tsjrt607jp@yahoo.co.jp