「新潟ふるさと村」のチューリップ<br>――今年は早めの満開でした<br>(内藤桂子・新潟)「新潟ふるさと村」のチューリップ
――今年は早めの満開でした
(内藤桂子・新潟)
みなさん、

【あけぼの会】をいつも快く応援してくださっている、あの戸井雅和先生が、この度、東京に戻られました。都立駒込病院の院長先生!です。 先生は、もともと駒込病院外科に1992年から15年間勤務されて、2007年から京都大学大学院乳腺外科教授として行かれて(抜擢されて)、この3月まで国内外でフルにご活躍(海外でもDr.Toiを知らない乳腺医はいない)、そして、4月から古巣に院長先生として戻られたというストーリーです。

先生から届いたご就任のメールです。
「慣れない仕事をやっておりますが、だいぶ楽しくなってきました。患者第一の高度医療、安全安心信頼、survivorship支援、地域連携、がん予防をkey wordsとし、その人がその人らしく生き抜くことを支援する、を理念にしております」

また、駒込病院のHP,「院長挨拶」から少し追記します。(言葉を少し簡略化)
――様々な治療選択肢が増加し、治療成績の予測精度も高くなる中で、患者さんの意思決定の過程もまた複雑になっています。そこで、意思決定を支援する部門を設けています。
――医師と患者が共に治療方針を話し合う「共同意思決定」(シェアードディシジョンメイキング)や早期からのケア計画の構築、患者さんの人生観や価値観など希望に沿った医療及びケアを具体化するアドバンスド・ケアプラニングも病院として取り組んでいます。
――緩和ケアは、緩和ケアチーム専門の看護師がサポートします。また、当院・他施設・在宅でも継続して緩和ケアが受けられるように、ソーシャルワーカーがご相談を受けます。さらに、積極的治療を卒業された方のための「緩和ケア病棟」もあり、緩和ケアの支援に力を入れています・・・

戸井先生が書かれている病院の理念、駒込spiritが患者に非常にわかりやすい。「その人がその人らしく生き抜くことを支援する」。患者が最後まで、また特に最後のときに、自己尊厳を失なわないように支援してくださるという理念、ありがたいです。それは患者にとってだけでなく、あとに残る家族、愛する人(たち)にとっても、大事なことなのです。人生で最も困難な時に、やさしくケアされたか、愛を十分もらえたか、これが大事なのです。

 戸井先生、ありがとうございます。これからも患者のこと、【あけぼの会】のことを今までと同じようにしっかり見守ってください。私たちも院長先生を応援します。

                          akebonotokyo2020@gmail.com