上段左端:深野、左から3人目:川野、下段左端:槌田

報告:深野百合子・事務局長
akebonofukuoka@gmail.com

日時:2025年4月16日(水)
参加:11名(会員のみ)

 偶数月の第3水曜日夜に開催の〈オンラインあけぼのハウス〉は8回目を迎えました。参加者は毎回10名前後(スタッフとも)、全国版にしては非常に少ないのが残念です。
 スケジュールは、最初に全体で簡単な自己紹介や近況報告、その後グループに分かれ話し合いを持ち、最後に各グループの話題を簡単に報告して終わります。

初発グループ:5――報告:槌田史子(あけぼの岡山代表)
・術後約半年のAさんの「抗がん剤治療による眼への影響(副作用)はあるか?」という質問に、TS-1処方で涙道障害、角膜障害の事例や、ホルモン治療による視力低下の実例が伝えられ、早めの眼科の受診も大切と話し合った。
 また、デリケートゾーンの不快感の悩みについては、経験談を詳しく話されると「まさかそんな話が聞けるとは思わなかった。楽しみに待ちます!」と明るく話された。
・手足症候群で悩むBさんには Aさんが自分で実践している筋力エクササイズを紹介。その中の足じゃんけんチョキで盛り上がった。
・半年毎のリュープリン注射の副作用で頭痛と吐き気のあったCさんも 筋力の大切さと脳から指令を出して体を動かせる事の大切さを話された。

◆再発グループ:6名――報告:川野 紀子(副会長、あけぼの兵庫代表) 
 転移の場所やサブタイプはそれぞれ違いますが、みなさんきちんと再発を受け止めて、自分らしく毎日を過ごされているので、気持ちの強さと素晴らしさを感じました。
 またしっかり勉強をされていて難しい薬剤名をスラスラ言われるので、これにも感心させられ、患者力の高さを目の当たりにしました。最近ヘルスリテラシーの大切さをよく言われますが本当にそうだなと思いました。
めいめいの発言
・リンパ節転移を放射線で一時は治療できたけれど、またそこが段々と大きくなってきた。 新薬トロデルビ(サシツズマブ ゴビテカン〈遺伝子組換え〉)をしているが、骨髄抑制が起こってくるので体力維持に努めている。
・再発期間は10年以上と長い。今まではホルモン剤や飲み薬の抗がん剤で対応してきたけれど、転移の場所を調べ直したらトリプルネガティブになっていたので、今回からパクリタキセルになった。1回やってみたら効果が出たが、骨髄抑制が起こり休薬中。
・骨転移を放射線で治療した後、プラリアを骨粗鬆薬として6か月に1回注射する案を提示された。骨粗鬆症レベルの治療でいいものなのか。
・肝転移していて、県内第一号でトロデルビをしたけれど、効果が得られず、使う薬が無くなってきたので、大阪大学の治験に参加を希望している。
最近は、再発しても新薬のお陰で治療効果が良くなって治る人も出てきている。諦めずに積極的に治しに行く先生も出てきているから、みんなで希望を持って治療をしていこう、とお互いにエールを送り合った。

(最後に) 
 各グループでの話し合い後、ヨガのインストラクターをされている坂本 恵さん(あけぼの徳島代表)から、安眠にもよい呼吸法の指導を受けて、全員で静かに深呼吸をして、とてもリラックスして終わりました。

◆次回の〈オンラインあけぼのハウス〉
 618日(水)20:00~21:20(17:30より入室可)
 全国の会員の皆さんが気軽に情報交換・相談・交流できる場所です。ご参加をお待ちしています。

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