バカ安の円には困っている。日本経済はこの先どうなるのか、そんな問題は横において、個人的に日本から持ってきた円を換金できない。お小遣いがない。1ポンド250円以上の日が続いている。ということは、1万円が40ポンドにしかならない。スーパーの買い物でも軽く10ポンドは出るので、いつも20は持っていく。先日映画を見たが、9ポンド払った。即ち、えっ、いくら?掛け算すると2200円じゃない。とにかく息が苦しくなる。
ついでにドルを眺めると123円もしている。一月前までは117~119円台をほっついていたのに。でもね、円安ドル高は、ちょっと歓迎。みずほ銀行に少しの外貨預金を隠し持っています。早く帰って、あれで勝負しよう。江戸の敵は鎌倉で討て(カマクラだったか、なんかおかしい、ここでヤフーチェック、やはり間違っていた、江戸の敵はもっと遠いところで討つのでした、正しくは長崎)この戦国物語のいわれを、誰か教えて。
病人が毎晩夕食が終わると見るDVD数枚が決まっていて、最優先はロイ・オービンソン。このDVD(1987年ライブ版)では他に著名な歌手、エルビス・コステロ、ブルース・スプリングスティーンらが同じステージでにぎやかに歌っているのがたまらなく楽しい。コステロはハーモニカも吹いてオルガンも弾いて勿論ギターも弾いて歌も歌う多芸ぶりを見せている。最後の曲はおなじみ‘プリティウーマン’、曲は「オー・プリティウーマン」で、オーが付く。これ、映画の主題歌と思ったら、歌が先で映画が後だった。人生日々是発見。
病人の献立を紹介します。朝、オーツ(大麦)のシリアルにりんご、バナナ、ブルーベリーなどフルーツ数品、そこへヨーグルトとミルクを入れてミキサー。昼、夜は原則グリーンサラダ+ご馳走。ブラウンライス(玄米よりはやわらかい)に日替わりおかずを投入してミキシング。野菜スープやスパゲッティソースなどは汁があってご飯と混ぜやすいが、肉、魚の焼いたのだと温野菜、水分を混ぜて攪拌する。サラダはちょっと割高だが、グリーンのカットパックを買って、きゅうり、セロリ、トマト、チーズ、オリーブなどを混ぜる。こんな理想的な献立を1年半続けているから、なかなか死なないのかも知れない。
私、実は胃が痛い日が続いていて、粉末三共胃腸薬のんでしまった。それで連載遅延がち。ピロリ菌が暴れているのか、3月にカメラのんだばかりだから悪いものとは思えないので、この生活がまたいやになって胃が体を代表して抵抗しているのだろう。3週間でこの反応だから、もう書いたが、子供たちの神経も限界に決まっている。このままにしておけないが、どうしようもない。私は22日に晴れて日本に逃げ帰る。当分戻りたくないといつも逃走のときは思うのに、罪悪感に苛まれて、またしては戻る。根が善人の証拠。
でも世の中には常に希望があります。まさに一条の光が見えてきた。ノバルティス乳がんインターナショナル会議、昨年はミラノでしたが、今年はウイーンで7月6日7日開催、また招待状もらいました。これが絶望の中の希望でなくてなんだろう。泣く子も黙り胃痛も治る。ストックホルムはきっぱり諦めたので、余計この近未来がうれしい。時差の調整のために早めにこちらに戻り、ここからウイーンへ飛ぶことにしたいけどよろしいかしら。