日本の、特に東海地方のみなさん、夫のコレクション展がミキモト名古屋店(052-261-1808)で8月2日から28日まで開催されています。題して「100年前の未来画展」(アンドリュー・ワット・コレクション)。御用とお急ぎでないお方はちょっと覗いてきて。私も挨拶がてら、25日ころ会場へ顔を出す予定です。案内をネットで見た当人と子供たちが大喜び、会場にいて、来場のみなさんと歓談できたらどんなにうれしいことか。05年8月小田急デパートでの会場には詰めていたが、あの時から足運びの異常は始まっていた。

 ネットといえば、こちらにいて、パソコンだけが唯一の逃避先なので、日本では滅多に見ない他人のブログたるものを見ている。昨日、朝日新聞社主催の‘ピンクリボンフェスティバル’を辿って行ったら、な、なんと私のことが書かれてあるではないか。

「今日は、久しぶりに、あけぼの会のワット会長にお目にかかりに行きました。ワットさんとは6年目のお付き合いになります。昨年の報告書をお見せすると、どんどんピンクリボンが広がっていることを喜んでくださいました。またシンポジウムについては、『もっと観客と一体感をもたせるように』『観客が何を望んでいるか』などについて、きめ細かなアドバイスを頂きました。今年も、東京・神戸・仙台の3会場ともに、ワットさんにゲストで来ていただきます。」

「ワットさんは、話術に長けておられて、乳がん体験者でなくても、惹きこまれてしまいますね。また、乗せるのが上手!なので、ゲストで来ていただいている方からも、素敵なお話を引き出してくださいます。頭の回転が速く、まさにプロ!講師の先生方も、毎度、タジタジです。過激?なこともおっしゃることもありますが、そこが、また魅力のひとつ。ピンクリボンシンポジウムには、6年連続6回目の出場となります。(高校野球風に言うと)・・・・・中略」 (2007年2月5日)

 びっくりだったが、私がいかにすばらしい女性か、だけ書かれてあってホッとした。そう、その調子、いいことならどんどん書いてくれ。これとは逆に、とあるドクターについての、とんでもない極評に出くわしてしまったことがある。彼の応対に対する一患者の不満の声だったが、それが半端ではない人格攻撃だった。2チャンネルでなくても、誰でも何でも好きに書いて発表でき、書かれる人は全くコントロールできない無防備時代。

 私もこれからは言うこと為すこと慎重にしないと何を書かれるかわからない、強く自己を戒めた。でも私って、思ったことはすぐ口にする、相手がたとえソーリであっても悪は許さず叩きのめす、敬語は時間が倍かかるので使っている暇がない、など日本人としては乱行が多い。探せばどこかに影口書かれているに違いない。しかし、感激の余禄もある。私が何年にどこで何をしたか、がわかる。たとえば、1991年秋、京都の第23回日本医学会総会で発言した内容なんかが書かれてあるのだ。そうだ、拾い集めて自分の年表を作ろう。

 前回と同じく牛ひき肉1キロのミートソースを作り置き、それをうまいうまいと食べ始めるので「私がいなくなってから食べるんでしょう」「ウン、少しだけ」と食べている。レストランよりおいしく出来ましたね、職業変えしたい。明日はお発ち。病人にいつ何があってもいいように、今夜は少し遅くまで起きて、別れのさかずきでも交わすとするか。