報告:あけぼの大阪代表・中田 圭子
e-mail : akebonoosaka@yahoo.co.jp

最前列左端二人:西村佳子、泳子姉妹、隣:高島先生、
隣:中田代表、会長、隣:中山先生、相原先生
右端:山賀先生(京都医療センター)

日 時:2025年4月20日(日)13:00~16:00(12:30開場)
会 場:ドーンセンター1階パフォーマンススペース
参 加:87名(一般22名)

 最初に、あけぼの大阪45周年記念大会に多くの方々にご参加頂き、誠にありがとうございました。あけぼの大阪スタッフ一同、感謝申し上げます。
 大阪では4月13日に55年ぶりに大阪・関西万博が開幕しました。この記念すべき時に、あけぼの大阪も45周年という記念大会を開催することが出来て、本当に喜ばしい事と思っています。
 ワット会長はじめ、各県の代表の方々、大阪府協議会の乳がん患者団体の方々にもご参加頂きました。

  会長は「乳がん患者と共に45年」のお話の中で、あけぼの大阪の創立時の懐かしいエピソードを話されて、今は亡き初代の支部長の話の時に思い出して胸を詰まらせる場面もありました。
 
スライドで、大阪・奈良の合同勉強会や、日帰り温泉に行った時の写真を皆さんに紹介して下さいました。会長がいつも話される「がんのあと潔く生きる10か条」は、中から3つを抜粋して紹介し、最後の「人生の主導権は自分が持つ」は、締めくくりとして重みのある言葉とみなさんも感じておられたようでした。

 相原病院理事長の相原智彦先生には、「ご存じですか?患者さんの為の乳がん診療ガイドライン」のお話をいただきました。先生は、現在、乳がん学会の理事であり、ガイドラインの改訂版を制作中です。先生から参加者の方々に質問して挙手して頂き、意見を出して貰ったりしました。ガイドラインを患者の為により良いものにしたいという強い気持ちが会場に伝わりました。

  最後は、大阪国際がんセンターの中山貴寛先生で「教えて、乳がんの新薬のこと」という題でした。一番新しいお薬の事で私の心に残ったお話は、脳転移の患者さんに使える抗がん剤エンハーツです。脳は、脳幹というところで薬が入って行きにくいため、なかなか脳転移に効く薬はなかったところ、2025年エンハーツは脳にまで届き、効果が期待できる薬とのことで、患者にとってはこれ以上ない朗報でした。
 また、大阪国際がんセンターでは、A Iを使ってアバターがチャットで、患者さんの話を聞くという取り組みをされているとの事です。興味深い話で、もっと聞きたいと思われた方もいらっしゃったと思います。

  休憩をはさんで、西村姉妹(お姉様があけぼの会会員)によるミニコンサート、ほんのひとときの癒しの時間でした。ピアノとヴァイオリン二重奏で、おなじみのショパンも弾いてくださって、会員さんの中には、西村姉妹のコンサートをメインに聞きに来られる方もいらっしゃるほどファンも多い、ことが納得でした。

  最後はパネルディスカッション、テーマは決めずに始まりました。 
 ワット会長が早速、先生方に質問を投げかけ、先生も順番にマイクを持って、真の心の内を話されました。フロアーからの質問、各県の代表さんからも意見を貰い、会場との一体感を感じられたパネルディスカッションは成功でした。

  皆さん、本当にお疲れ様でした。大阪らしい、記念大会だったと感じています。 
 ありがとうございました。心から感謝しています。 

 

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