テーマ:「人工物による乳房再建―最新情報」
日時:2020年11月29日(日)
講師:岩平佳子先生(医療法人社団ブレストサージャリークリニック院長)
▲日頃から【あけぼの栃木】を支援してくだっているダスキンの(株)アベニュー、阿部幸央社長にzoomの担当をお願いしました。当日は、定員110名の大会議室に会場参加19名。まずはスタッフが机・椅子などを拭いて除菌、入り口で手指の消毒、非接触検温、間隔を置いて着席。室内3か所に除菌剤クレベリンを設置。後方ドアの開放。先生、スタッフにはマスクの他にフェイスシールド、というように感染対策に気を配りました。zoomは30名の事前申し込みがあり、その方たちには、阿部社長が丁寧に説明をしてくださいました。
▲講演は乳房再建の歴史から基礎、最新の情報まで、そして数多くの症例の紹介で、患者の役に立つ情報満載で、あっという間の1時間半でした。
・昨年問題になったリンパ腫も、世界で733人(日本では1人)と発症率は低く、予後も良い。治療法は被膜とともにインプラントを抜去する。
・再建方法による特徴(人工物・自家組織など)、一次二期の特徴・エキスパンダーには、幅・高さ・厚みなど36種類ある。正しいものが、正しい位置に入れば、きれいな胸ができる。エキスパンダーを長く置き過ぎないことが大事。1年以上で壊れる可能性大。
・インプラントの現物を見せていただき、会場の人は実際に手に取って違いを見ました。
▲質問コーナーは事前に受け付けた質問の他、zoomの方からはチャットで質問し、先生にその場でお答えいただきました。参加者は顔を出しても出さなくてもOKにしました。
▲参加者からの感想
・内容が充実していて、多くのことを知ることができ、今後の再建手術、これからの生活に参考になる色々なポイントを教えていただき、とても有意義なものでした。たくさんの写真や資料もわかりやすかったです。初めてのzoomでしたが、問題なく視聴させていただき、今、このような形式はとてもタイムリーでした。ありがとうございました。
・再建に関する新情報が盛り沢山でわかりやすかったです。メリットばかりでなく、デメリット(被膜拘縮や壊死など)の説明もあり、とても信頼できる先生だと思いました。
・スライドも数多く見せてくださり、再建した時のイメージがよくわかり安心できたので、再建を考えている人にとってはとても参考になったと思います。
・平日は仕事や育児などでなかなか時間が取れない中、休日に自宅で講演が聞けて、大変助かりました。また最新情報を取り上げていただき、とても有意義な時間となりました。 akebonotochigi@yahoo.co.jp