日時:5月9日(木)
会場:埼玉医科大学保健医療学部
対象:看護学科2年生 88名
持田代表と私と2人でABCEF活動して来ました。
学生さん達は3回に分かれて授業をして、私達は2回目の授業に参加しました。
1回目•乳がんの勉強と患者への質問をグループで話し合う
2回目•私たち患者から、体験談と患者の思う事、そして学生さん達の質問に答える
3回目•2の授業後グループ討議と感想分を個人でレポート提出する
まず、あけぼの埼玉の活動を知って頂くために、初めにNHKで放送された『昼まえほっと』のビデオを見て頂きました。
私からの体験談で、転移した時の気持ちや治療選択、新薬≪ベージニオ≫を使っての治療、高額な治療費のことや、治療過程の体調の変化をお話しました。
そして、持田代表からは、患者から医療者への思いと乳がん患者にどう接して欲しい事など、そして乳がんになった時の家族の支えについてお話がありました。
学生さん達から頂いた質問31問に対し、患者の思いについて答えました。
みなさん、メモを取ったり、私達の話に一生懸命に耳を傾けてくださいました。
最後に感想を話して下さったのは、男子学生の方々でした。
私は4年目の参加ですが、男子学生が年々増えている様に思いました。
転移再発している私が今年もABCEF活動に参加できた事に、とても感謝しております。
『来年は、生徒さん達と一緒に写真撮りましょう』と先生にお言葉を頂きました。
来年ご一緒できるように、私は治療に頑張って一年過ごしたいと思います。
(報告:あけぼの埼玉 安田 則子) akebonosaitama.net@gmail.com
【事務局からお知らせ】
※安田則子さんは、My Storyにも体験談をお寄せくださっています。
ぜひクリックしてご覧になってください。
乳がんからの転移して1年目 ① (2016/12/15 更新)
〃 ② (2016/12/25 更新)
【学生さん達のレポートから】一部をご紹介
・ ある日突然「患者」となり仕事、家族など生活の当たり前が当たり前で無くなる瞬間に立ち会う私達だからこそ、看護師として支援について多くを考えなければならないと思いました。
・【あけぼの会】の存在はこの講義で初めて知り、埼玉でもこの様な活動がされている事をもっと沢山の人に知ってほしいし、乳がん患者さんの後押しとなるといいなと思った。
・ 2人のお話を聴いたけど同じ乳がんでも感じ方、考え方は全く違うんだなぁと思いました。国に医療費制度が有っても治療費が高額になるという事なので、もっとがん患者にとって手の出しやすい値段になればいいのになぁと思いました。
・ お二人の話を直接聞くことが出来たのが何よりの勉強になりました。乳がんの辛さや大変な事を知り、患者さんがどの様な気持ちでいるのかを感じ取る力をこれから看護を学ぶ上で心掛けていきたいと思いました。
・ 今回初めて乳がん患者さんの実体験の話を聞きました。がんとは恐ろしい病気で、がんが骨に転移して骨盤骨折を起こしたと聞いて、がんは器官だけでは無く骨にも転移するということを初めて知りました。
・ 特に印象に残った言葉は「日常に感謝する」です。私は『明日やればいいや』や、 『また今度でいいや』など思う事があります。しかし絶対に明日が来るとは言い切れない為1日1日を大切にする事の大事さに、改めて気づくことが出来ました。
・ お二人が沢山の時間をかけて一生懸命『乳がん』について語り歩いていらっしゃるおかげで、検診を受けたり助かった命も有ると思う。多くの話を聞き多くの事を学んだ私たちが、また新たな人に伝える事で大きな輪になり沢山の人に伝えていきたい。
・ 講師の方々と違う病で年に1回通院していて、自分も親戚の前では強い所を見せていた。壁にぶつかった時でも前向きに病と立ち向かう姿はカッコイイと思いました。