体験者の”なまの声”を伝えます!

日時:2020年11月16日 15:15~16:20
会場:さいたま市立浦和大里小学校
参加:教員・保護者 計42名・さいたま市職員4名

さいたま市から「がん教育出前講座」講師依頼があり、大里小学校保健委員会「すこやか委員会」で、お話をさせていただきました。

① がん全般の基礎知識(健康増進課)
② あけぼの埼玉活動紹介(NHK動画)
③ 「乳がん・・体験を通して伝えたいこと:賢い患者になるために」(持田)  

 ③では、私自身の、乳がんの体験と、その時の家族との関係、また、患者会活動の中での、実際に患者さんから聞いた、患者自身の話・身近な人や家族ががんに罹患した場合の話・言葉がけの仕方などについてお話しました。
 先生ががん教育ををする時については、埼玉県がん教育指導者研修会で聞いた、ある中学校の先生の 
「事故で家族を失った生徒がいても、交通安全に関する教育を止めることはありません。水難事故で友人を失った生徒がいても、夏になれば水泳授業があります。僕たちはそうやって子供たちと一緒に実践を積み重ねてきました。だから(がん教育も)きっといいものを造ってゆけると信じています」 
という言葉を紹介し、今日お集りの先生方にも、がん教育に前向きに取り組んでほしい旨を、お願いいたしました

 今回は、さいたま市でのがん教育の初めての試みでしたので、事前打ち合わせ2回、当日も打ち合わせをして、終了後も、学校関係者、市の職員、教育委員会、保護者代表との話し合いもあり、緊張の中にも、皆さんの熱い思いを感じられた講座でした。

参加者のアンケートから
◆ 早期発見のためにも、がん検診の大切さを感じました。そしてがんを患ってしまった方への対応や、もし、自分ががんになってしまった時は子供にどう伝えるか等、とても勉強になりました。貴重なお話ありがとうございました。
◆ 2人に1人がかかるという時代、子供にとっても身近な人ががんになっていることが多いと思います。是非、「がん教育」を子供達にもして欲しいと思いました。
◆ がん患者に対する偏見を払拭したい、自分自身も乳がんサバイバーとして、できることをやっていきたいです。持田さんのお話に勇気づけられ、これからもフルタイム勤務も続けていきます。 
◆ 身近な人が、がんで苦しい思いをしています。どのように接していくのか、とても悩むところですが、今回の講座で学んだことを活かして、思いやりのある言葉をかけていきたいと思いました。
◆ がんは、他人事ではないという事を強く感じた。決して、マイナス思考にとらわれることなく、正しい知識・情報を得ていきたいと思う。
  (報告:あけぼの埼玉代表 持田豊子 akebonosaitama.net@gmail.com

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