令和2年2月14日、静岡済生会看護専門学校の学生さん達に、赤堀悦子さん(あけぼの静岡会員)と2人で乳がんの体験談と患者会の活動について講演をしました。
まず私(星野)は、患者会との出会い、初めて同じ病気の仲間と会って話したときの安堵感などをお伝えしました。治療中に感じた孤独感。勝手に落ち込んで悲劇のヒロインになり、拗ねてしまった私が、周りの人たちから励ましや温かい気遣いをたくさん受け取ったこと、など。
次に、現在治療中の赤堀さんがお話を。「今朝一番に注射を打ってきた」「検査の時にアナフィラキシー症状が出てしまって今後同じ検査ができなくなった」そして「薬の副作用がきつくて苦しいけど、効いている感がある」など生の声を聴いてもらいました。また、帽子を脱いで今の頭髪の状態も見せました。 「私は髪の毛が抜けても気にならないが、ダメな人もいる。患者の気持ちは本当に様々で、わがままです。どうか皆さん、看護師を目指すなら覚悟して。あなたがたの一言で励まされ、一言で元気にもなります。素敵な看護師さんを目指してください」とエールで締めくくりました。 (報告:星野希代絵 kyeko@seikox.co.jp)