イタリアの港町、ジェノバ駅 広場の夜(2016/11)イタリアの港町、ジェノバ駅 広場の夜(2016/11)外は秋、薄ら寒い。北海道地震はむごたらしい爪跡と40のやりきれない悲しみを置き去りにした。大きな余震もあり得るので、油断は出来ないが、今朝の被災地の気温は5度しかなかった。先ずは当面、あたたかい住む場、ゆっくり眠れる場を確保してあげてほしい。私がもし同じ規模の災害に遭ったなら、誰よりも先に絶望して、目を瞑り、黙って、身動きできなくなる。のに、人々はすぐに立ち上がり、片づけを始めている。そうするしかないからとわかっても、やはり「人間は強い」と見上げてしまう。狂ってしまった日本の天気。
「勇退宣言」を出してからというもの、みなさんから、やさしい言葉が送られてきて癒されている。ただ、もう完全停止したかのように、頭も心も動かなくなった。このコラムも書くのが大儀になってきた。面倒くさい。「そんなこと言わないで、会長さん」と誰か言ってくれ。足腰怪しくなった私に出来る唯一のインテリ作業は書くことだけというのに、それもどうでもよくなったら、人間おしまいでしょう、にね。人間やめますか?
さて、大会まで1ヶ月を切った。落ち着かない。話がうまく出来るか、これが心配。最近は大事なときは書いたものを読むようにしている。昔は紙など見ずに喋ったが、自信がなくなってからは紙を見る。そのほうが時間の無駄もなく、話も全部伝わる。最後のスピーチになる今年、私の計略は、みなさんから私に寄せられた褒め言葉を書き並べてみたいと思う。出来るだけ多く。自分では言えないけど、誰かさんが言ってくれた褒め言葉集。
たとえば、「会長様にはいつも前向きの勇気を頂いて・・・入会してホントに良かったと思っています。再、再発の治療もまだ続いていますが、普通の生活が送れていることに感謝しながらの毎日です」最高にいいでしょ?これを読んで、思ったのは、今回は特に闘病中の人たちに何とかして来てほしい、あけぼの会は本当にあなた達のためにあって、これからもそうなのよ、と言いたいので、誰かに手を引いてもらっても何とかして来てほしい。
あなた達の闘病の魂を心から讃えてあげたい。おこがましいけど、これが私の本心。
申し込み、定員半分まで到達しました。すごいでしょ?でもまだあなたのお席はありますのよ。申し込んでね今回の初試みとして、講師の先生がたに、空き時間にロビーへ出ていただき、ファンミーティングのひとときを作ります。あなたはどの先生のファン?なんか今ころいろいろアイディアが浮かんで、ちょっと遅いんじゃないの、会長さん!  ワット   akebonok@d9.dion.ne.jp

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