メルヘンチックな世界が広がる♡白い恋人パーク(札幌市)<br>撮影:久保怜子(北海道)2019/9/15メルヘンチックな世界が広がる♡白い恋人パーク(札幌市)
撮影:久保怜子(北海道)2019/9/15
 「中日新聞」(9/14付け)朝刊の記事を皆さんにご紹介します。(他の新聞にも同じ記事が掲載されたかも知れません)
「従来のマンモグラフィー(乳房エックス線撮影)のような痛みや被ばくのリスクがない乳がんの検査装置を開発したと、神戸大の木村建次郎教授(応用物理学)らが13日、発表した。微弱な電波を患部に当てることで乳がんの立体構造をモニターに画像化する。受診しやすい上、乳腺組織の密度が高い「高濃度乳房」での見落としも抑えられる。乳がん患者が増加傾向にある中、早期発見・治療につながる新たな技術として期待されそうだ。開発した装置は、がん細胞に微弱な電波(マイクロ波)を10分ほど照射し、反射した電波を検知して乳がんの立体構造を画像化する。大きさ0.5ミリ程度のがんでも発見が可能。マイクロ波は微弱で人体への影響はないとしている。従来のマンモグラフィーでは乳腺もがんも白く写ってしまい、高濃度乳房での区別が難しかった。超音波検査も、深い位置いあるがんは見つけづらく診断にも差が出ることがあるのが課題だった。2020年度中に国内承認を得るための治験に入り、21年度の販売開始を目指す。一台3000万~5000万円になる見込み。国立がん研究センターの統計では、女性の11人に1人が乳がんになり、66人に1人が死亡するリスクがある一方で、早期に見つかれば10年生存率は90%以上。厚生労働省はマンモグラフィーを受けることを勧めているが、乳房を挟んで痛みを伴うことなどから欧米に比べ受診率は低迷している」(引用終わり)

【あけぼの岐阜】は、母の日キャンペーン(5月)、大垣市健康祭り(10月)、岐阜市健康祭り(11月)と“検診の大切さ”の啓発活動を行政担当者と協働でしています。健康祭りに訪れる人が口を揃えて言うのは「マンモグラフィー検査1回やったけど、凄く痛くて耐えられなかった」です。一方、行政担当者からは「検診率が伸びない、検診を受ける人は毎年同じ人、国は検診率を50%とうたっているが・・・」と嘆きの声が聞かれます。

再発・転移して治療中の人までも、みんなと一緒に社会活動をしている私達【あけぼの会】会員は、「痛くても検診は受けて下さいね。検診をきちんと受けてなかった為、乳がんの発見が遅れたという人がいます・・・」と叫んでいます。

検診率はアメリカでは80%、イギリス75%、それに比べ日本は41%という低さ(41%には職場検診・人間ドックは含まれていない)。年代的には40代後半と60代後半は横ばいですが、若い世代、AYA世代、の検診率が非常に低い。行政は40歳以上は2年に1回を推奨しています。各都道府県、各市町村によって検診料もまちまち、検診日も日曜検診をしたり様々な対応をしています。痛みが伴わない、この新しい検査装置が実用化されたら、マモグラフィーは痛いからという理由で検診を拒否している人には朗報となるでしょう。

お願い:
来たる10月5日(土)あけぼの会全国大会in名古屋においで下さい。乳がんは決して他人事ではありません。情報を得る為にもいい機会です。お待ちしています。
東海地方の方へお知らせ:
東海テレビ9月26日、午前9時50分から「スイッチ!」という番組で「乳がん」が放映されます。私も出演しています。どうぞご覧ください。 橋渡智美 hashido@gifu.email.ne.jp