「コロナウィルス」と「東日本大震災」

2020年3月18日

ライオン！どこ？見えます？（岩屋山/山口県周南市）
撮影：和崎美幸（山口）2020/3/1▲2月中旬頃から「コロナウィルス感染」の話題が世の中に浸透し始め、1ヶ月経った今、世界110何か国で十何万人の人が感染し、何千の人が亡くなったというニュースばかりです。私も市民が使用する施設に勤務しているので、毎日、催しのキャンセルと次回の予約をどうしたらいいか、キャンセルしたのを中止にするか延期にするか、また、講座料の返金対応などもあり、返金の方法まで、相談の電話が殺到しています。特に、音楽・演劇の発表会等は練習が必要なので、練習が出来ない中、今年度（2020年4月～）大きな発表会を断念し、来年度（2021年4月以降）に開催決定をするところも出てきています。

▲【あけぼの岐阜主催】では5月24日に「あけぼの岐阜講演会at吉祥寺（きちじょうじ）」 (←クリック）の開催予定ですが、色々なところからの情報収集している職場にいると、少々不安になります。が、お寺の境内は広く、換気が十分に取れる所ですので、現時点では開催の方向です。（オリンピック開催と同じ言い方ですね）ワット前会長を迎えて、住職さんとのコラボ講演会です。私たちも、お寺での講演会は初めての試みですが、吉祥寺は通称’おっぱい寺’と呼ばれているお寺で、お乳に関連した悩みを持っている方、子どもが授かるようにの願いが叶うようにお参りするお寺です。 

▲そんな中、私たちが忘れてはならない日、3月11日は発生から9年を迎えた「東日本大震災」の日でした。職場でも上司の「もくとう」の声かけで午後2時46分、全員が黙禱しました。13日未明にも、石川県能登半島で最大震度5強を観測する地震が発生、私が住んでいる中津川市も揺れを感じました。何処かで地震が起きる度に友人と「いつ起きてもおかしくない、きっと今度は中津川に来るよね！」と言っています。中津川市は岐阜県で唯一【東海地震に係る地震対策強化地域】及び【東南地震防災対策推進地域】に指定されるとともに、多くの活断層があるので、いつ大規模災害が起きても不思議ではない地域です。知人の奥さんが岩手県花巻市出身で、津波で実家が流されて母親が犠牲になりました。今でもちょくちょく帰省していますが、目に見える復興もですが、心の復興がなかなかできなく、悲しい思いをしています。

▲乳がんという罹患、災害による心の罹患、同じ罹患でも意味は違いますが「悲しく、辛く、やりきれない思い」は同じで、簡単には消えません。でも人間は自助――自分で自分を助けることと、共助――家族、企業や地域コミュニティで共に助け合うことで、徐々に立ち直っていけると信じています。  橋渡智美　hashido@gifu.email.ne.jp