前回はお休みをしてしまったのに、今週も遅れています。いつもなら、ホームページ係りの斉藤さんが「会長、まだですか」と厳しく催促するところですが、今回はとても恐ろしくてそれが出来ません。なぜなら、事務局も私の頭も、明日10月3日の大会の準備で大混乱していて、書き物に集中できないのが見えているからです。
この頭混乱の中、先月23~27日まで、なんとコペンハーゲンまで行ってきました。アンデルセンの国、デンマークの首都ですね。たった一日半の会議のために、なんと11時間も飛行機に乗って往復したのですよ。日本との時差は7時間あり。こんな時は絶対に睡眠薬なしでは眠られません。ですが、最近、この手の薬を飲むと、人格が変わるくらい気分がおかしくなるので、もう飲まないほうがいいのです。
そうするとヨーロッパやアメリカは、遊びでない限り行かれないことになります。
着いた翌朝から仕事とかいうとき、24時間以上眠っていないと何を聞いてもわからない。英語でペラペラはお経のように眠くなる。
私は日頃から規則正しい生活をしているので、こんな時、まったく融通がきかない。それだけでなく、眠るのにも体力が要るので、年をとると体力が落ちて、眠くても眠れないのだという説もあります。それは実感するところ。
コペン会議の報告はまた後日にして、みなさん、いよいよ明日はあけぼの会が有楽町の朝日ホールに700人近いお客さんをお招きしてのビッグイベントの日です。
私は緊張の余り、背中が圧迫されて胸が苦しくなり、時折、全身で深呼吸をしないと息ができない。酸素不足のようになる。
大会は同じ会場で毎年開いていて、十分なれているはずなのに、毎年懲りずにこの緊張症状が現れます。しろうとオバサンの会がビッグ会場に700もの人を集めて、参加者に失礼がないよう、失望させないよう、ありたけの気配りで当たるわけですから、みな必死です。それも事前の打ち合わせは、当日の朝の指令。リハーサル抜きですから、すごい。
何がすごいといっても、短時間に席に付いていただき、時間どおりにスタートさせて、プログラム通りに司会進行させて、時間きっかりに終える。この技が見事なのです。本当に、どなたもそれだけでも見に来てほしいくらいです。
何しろ、話し始めたら止まらないというあの永六輔さんでさえ、「僕の持ち時間は何分?」とお聞きになって、それを守っちゃう。その永さんは明日、長年の功労者に真紅のバラを一本ずつ進呈する、そんな役目も快く引き受けてくださっています。