飛んで飛んで飛んで回って回って、の一年だった
ひたすら忙しかったあけぼの会創立30周年の年2008年、思い返せば、あちこち飛びまくった一年だった。飛行記録がANA〈全日空〉の個人用ページにまとめてあるので、順を追って拾ってみた。合間に新幹線移動も組み入れると以下の通り。さあ、行きますよ。
1月17日ロンドンから帰国、25日沖縄講演会〈2泊〉。
2月28日ロンドンへ。
3月30日帰国。
4月5日佐渡へ講演会打ち合わせ。
5月29日北海道大会〈2泊〉。
6月13日佐渡講演会、28日福岡へ唐津講演会打ち合わせ。
7月4日京都大会・6日岐阜講演会、10日ロンドンへ。
8月8日帰国、29日熊本、同日福岡へ列車で移動、30日福岡医療関係者向け勉強会。
9月14日熊本大会〈2泊〉。
10月18日神戸〈朝日新聞シンポジウム〉、終了後福岡へ移動、19日唐津講演会、22日京都日帰り〈京都新聞対談〉25日佐野先生の新潟ハッピー乳ライフ、28日ロンドンへ。
11月28日に帰国。
12月20日ロンドンへ。
2009年1月17日帰国予定。
この他、新宿でミニ講演会もして、10月乳がん月間には1日がエスティローダー、5日が朝日新聞シンポジウムin 東京、そして12日の30周年総決算大会と週末は全部ふさがっていた。自慢をしているわけじゃないけど、我ながら、よく動いたもんだと感心はしている。まあ、その代わり、家にいるときは殆どソファに横たわってテレビを見ながら猫と居眠りしていた。この年齢でこれだけこなせば、じっとしている間も移動中もただウツラウツラ。何故か、突然、芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけめぐる」が浮かんできた。
移動だけなら身体的ご苦労だけだが、どこへもお客さんで行くわけではないので、スピーチや講義の中身を考えて組み立てて、頭に叩き込んでいなければならない。それを移動中の乗り物の中で始める。尻に火が付いて、切羽詰まって、逃げられなくなってようやく始める。際まで何をしているかというと、大体、何を着るか決められなくて、迷っている。前日の夜になってもまだ決められない。猫のおじさんがえさやりに来てくれるので、そこら辺をきれいに片付けて出なければならない。それでバタバタあたふたして家を出る。
熊本大会で米岡支部長に支部長勤続18年を讃えて感謝状と一輪の真紅のバラを贈った。その感謝状は前の夜、ホテルの便箋に手書きで書いたもの。東京大会でも壇上で17年勤続の国府浜経理部長ほか10年勤続のスタッフ、廣岡さん、桑野さん、富樫さん、下川さんに同じく感謝状とバラ一輪ずつ授与したのだが、それも前夜になって、ホテルの便箋に手書きしたものだった。それが、当日壇上で「感謝状・国府浜敦子殿!」なんて読み上げると結構それらしく見えるから不思議。前もってパソコンで作れば格好いいのができるのにね。
今や映像時代、講師はパワーポイントを使って話を進める。しかし、私はまだ聴衆を見回しながら「諸君!」と口角泡を吹いて喋っている。時代遅れなのだ。でも、福岡での勉強会では参加者がみな若くて、ネット世代。それで急遽、ランチタイムにノバルティス社の玉岡さんに頼んで、即興パワーポイントを作ってもらって午後一番の講義に間に合わせた。そして、この全国大会でも写真を選んで‘30年のあゆみ’を今度は中外の古株さんに作ってもらって当日流したが、それも大会前々夜9時までかかって仕上げたものだった。