去る10月18日土曜日、あけぼの会創立25周年記念大会、三番目の会場、大阪朝日生命ホールでの関西大会無事終わりました。

なんといっても講師の先生がたのお話が素晴らしかった。やはり、「話は人」と言いますから、先生がたのお人柄が最高によかったのです。

成人病センターの小山総長先生はとても偉い先生なのに、どんな時も決して偉ぶらないのです。お話しもご自分のことより、あけぼの会の25年の働きを誉めてくださり、「後世に患者会が語られるとき、このあけぼの会が必ず語られるでしょう」と。

後半のパネルディスカッションにご出演の先生がたはまた超一流の乳がん専門医。国立四国がんセンターの高嶋成光院長は「乳がんガイドライン」をまとめた責任者としての後日談を。日本国どこの病院にかかっても、同じレベルの的確な治療を患者が受けられるようにという目的で作られたガイドライン。やがて、患者も手に入れられる日が来るとのこと。そうなると先生がたも油断してはいられません。

徳島大学の森本教授は30年にわたり、乳がん検診に情熱を注いでこられた。近年は検診にはマンモグラフィーが必ず取り入れられことになっているので、その読影技術の向上でも乳がんの見落としが防げる、と「時の話題」に触れました。

関西労災病院の高塚部長先生は抗がん剤に詳しい。抗がん剤治療に関するお話しを。ここは患者が一番聴きたいところでした。続々と乳がんに効く新しい薬が出てきている、と朗報を。

最後は川崎医大の園尾教授。抗がん剤に追加してホルモン剤のお話しを。抗がん剤と比較して、ホルモン剤は副作用も殆どないので、それが効いている間はそれでいくのが時流である、という。また、乳腺科標榜促進にも触れ、患者がまっすぐ専門医に到達できるように。

一番心に残ったおみやげ話はといえば、森本先生、高塚先生が披露された健康法。毎週水泳に通っておられて、腰痛も肩こりも治った、と。その話を聞いた参加者は全員自分の運動不足に思いを馳せて、努力して運動をしなければ、と考えを新たにしたことでしょう。

この私もどこかのスイミングクラブに入って、水泳を真面目に始めようかしら。でも森本先生が「やるなら30分続けてやらなければ運動にはならない」と言われたので、急に自信をなくしちゃった。まったくその通りなのですが3分しか続かないのです。