ムーラン・ルージュ(赤い風車)
劇場は終始、真っ赤!
(2025/6/28 ピカデリー劇場)

💛先の便りで、ロンドンの悪口ばかり書いたのが恥ずかしくなっている。先日、地下鉄で、一歩乗り込んだ瞬間、入口近くに座っていた男性二人が、両端から同時に立ち上がって、私に席を譲ってくれた。びっくりした。二駅先で降りるので、「ありがとう、でも、大丈夫」と断ってしまった。喜んで座るべきだった。日本で電車で席を譲ってもらったことはない。私は年だけど、偉そうにしゃんと立って吊革に掴まっているので、必要に見えないのだろう。

💛ミュージカル!昨日(6/28)行って来ましたよ(写真・本当はカメラ厳禁なのだが、闇で撮ってもらった。みんなに見せたくて)ムーランルージュ、映画を観た人、沢山いるでしょう、あの劇場版です。激しく歌って踊って、舞台を揺るがす。衣装も大胆。印象的だったのは、観客の反応が日本人にはない素直さ。ユーモアが出れば、すぐ声を出して笑う。終われば、てんでに立ち上がって、叫んで、拍手喝さい、どんなに素晴らしかったかを身で示す。

💛日本人は控えめで大人しいから、あそこまで大騒ぎ出来ない。土曜日だったので、劇場があったピカデリーは万という人が行き交っていた。あの人たちの多くがマチネーを観に行ったはず、世界からの観光客もロンドンの劇場を目指す。そんな中、日本の年よりは道で派手に転んでしまった。一瞬、何が起きたか?引っ張り上げてもらって、膝の辺りが痛くて、めくってみたら、一点赤くなって、周りが脹れ出していた。でも、すぐにゆっくり歩けた。

💛その時、若い女の子が私にペットボトルを差し出してスマイルしている。えっ??「あなたに、です」と言う。ギンギンに冷えていて、今買ってきたことがわかる。転んだ私を見て、買って、走って持って来てくれた。とっさの水、飲む前に膝に当ててしまった。「ありがとう」だけでは済まないのに、その女の子はすぐにいなくなった。なんというやさしさ、泣いてしまう。だから、ロンドン、見捨てるなんてとんでもない、世界的なシティです。

こんな感じで勇ましく歩いてランチのお呼ばれに行きました。
(袋には日本からのお土産が・2025/6/25)

💛この前、ランチに行った話もという要望があったので報告。亡き夫の15歳くらいからの友達でデンマーク人とジャマイカ人夫婦。ご主人がパーキンソン病。共に90才。夫が病気の時は、羽根布団をくれたり、私に気をかけてくれた。ランチの後、私が何故か突然、彼の肩もみを始めて、喜んだ顔をしていると言うので、暫し続けた。後日のメールに「あんな風に肩をもんでもらったのは初めてだった、感動した」と。ね、私って、いつも何かやる人?

💛今日は29日、ブライトンの息子の住まいに戻って、あと3晩寝ると帰国の途。今回はどこへも小旅行をしなかったので退屈かと思いきや、人と会ったり、転倒劇があったり、結構忙しかった。息子も私が重荷になり始めているだろう。例年の3週間をやめて、2週間にしたのは正解だった。私も中村先生と我が家のジローとマリオが恋しくなっている。ニュースレターも私の最終チェックを待っている。今日はこれからブライトンの町へ買い物に行く。

バナー広告

共同文化社

コム・クエスト

乳がん治療.jp

ヌーブラジャパン

とどくすり