水芭蕉、さわやかな白い花が可憐  北海道中札内村・六花の森で(撮影:久保怜子 帯広会員 2018/4/29) 水芭蕉、さわやかな白い花が可憐 北海道中札内村・六花の森で(撮影:久保怜子 帯広会員 2018/4/29)やっと連休も終わった。孫のリラは土曜日に新幹線で一人で広島へ帰って行った。次は夏休みまで来ない。でも今夏はアルバイトをしたいとか言い出して、バイト先をどうやって見つけるのか、16歳でお金をもらって働いてもいいのかさえ、私は知らない。高校生はいいんでしたか。テレビコマーシャルの「バイト探しは・・・」を見ればいいのかも。しかし、日本の国民祝日は海外に較べてダントツに多いこと、知っていましたか?
先日の相談室に来た会員:発見したとき既に転移があり、手術の意味がないので、手術してもらえなくて、対症療法で今まで来た。いつもきれいにしていて、一見元気そう、体内に異物を抱えている人には見えない。しかし、今、主治医に「肝転移があるので、すぐに抗がん剤を始めよう、始めれば1年の命は保証する」と言われた。そこで、抗がん剤をして1年の命を取るか、このまま何もしないで行くとこまで行くか、迷っている。
抗がん剤をすれば、副作用が待っている。しなければ、命は縮むかもしれないが、ある時点までは普通に近い生活が出来る、二者択一。さて、みなさんならどちらを選ぶだろうか?この人の場合はどっちにしても、長寿全うまでは生きられないことが決まっている。QOL、生命の質というが、こうなると質を取るか、量を取るかの問題になるのだろうか。いみじくも、最新版の「AKEBONO NEWS」で、徳永えり子先生(九州がんセンター乳腺科部長)が講演の中で患者に質問を投げかけておられる。
「患者が主体的に生きるということではないか」「一日でも長く生きたいという人もいれば、日々の質を高く保ちたいという人もいる」「何をあきらめないか自分で優先順位を付けることではないか」裏返せば、何を取って何を捨てるか、自分で決めるしかないということ。非人情的に聞こえるが、今、世の中はこのようになっている。ドクターは「私ならどっちを選ぶ」というような慰めはもう言ってくれない。代わりに、あけぼの会に相談している。さて、会長さん、この人の迷いを吹っ切ってあげられるか?
同じNEWSにあった境 和子さんの記事。ご主人が「写真を見ながら、全文を読んであげた、きっと喜んでいるでしょう」と知らせてきてくださった。ご主人様、ありがとう。「乳がん人生30年」、見事に闘って生き抜いた、あのすごさ、誰もが感動しています。
新潟の内藤さんから採りたての山うどとワラビがどんと送られてきた。東京の前田さんから蕗をどっさりもらった。うどの天ぷら、酢味噌和え、大好き。蕗はさっと茹でて、これから皮むき(爪が黒くなる)、我が家に春山の風が吹いている。幸せってこういうこと。   ワット    akebonok@d9.dion.ne.jp   
*六花の森 http://www.rokkatei.co.jp/facilities/index2.html

 

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