Satomi Hashido<br>あけぼの会副会長・あけぼの岐阜代表Satomi Hashido
あけぼの会副会長・あけぼの岐阜代表

元号の「平成」が最後となる年が終わろうとしています。がん診療は平成29年6月に第三次がん対策基本法に織り込まれました。
① がんゲノム医療 
② 難治性がん・希少がん 
③ 小児がん・AYA世代のがん・高齢者のがん、等
それぞれのがんの特性に応じたがん対策が進んできました。

●≪岐阜県がん診療連携拠点病院支援協議会≫
去る12月6日岐阜県庁にて≪岐阜県がん診療連携拠点病院支援協議会≫に支援委員の立場で出席いたしました。話題に上がった項目は下記の内容でした。
・がん拠点病院の相談支援センターで「ゲノム医療は受けられますか?」との相談に主治医がダメならダメと言われました。「どこに相談しに行けばいいですか?」「保険診療ができるかどうかもわかりません?」
・難治性がん‥タイミングよく見つけるには…見つけた時に既に遅し!
・今の医療高度化、細分化をどうやって情報を共有していくのか? 等々

全国がん患者団体連合会
その後12月15、16日と<全国がん患者団体連合会>の[がん患者会2018]に参加しました。 そこでの講演プログラムは「日本で始まるがんゲノム医療体制」「難治性がんと患者会」「希少がん」等で、偶然にも同じ内容でした。

あけぼの会全国大会in名古屋
感想としては、日本で始まるゲノム医療体制…がんは遺伝子の病気だが遺伝病ではないこと、来年4月からゲノム医療が自由診療から保険適用になること。がん患者は新しい体 制の中で最新の情報を得る必要があります。来年10月に開催される『あけぼの会全国大会in名古屋』では、今知るべきトピックスとして、がんゲノム診断の情報を共有できることを願っています。 【あけぼの会】は40年前にワット隆子さんが立ち上げて今も引き継がれて活動しています。会の独自の相談場所(情報を共有できるところ)<あけぼのハウス>が今日では各都道府県で開催されています。患者が正しい知識をもち、自分の納得できる治療を選択するために主治医とコミュニケーションを取ることの大切さも、私自身が15年前に【あけぼの会】に入会し、会の活動を通して教えてもらいました。患者は常に希望をもち、更に賢い患者になりましょう!

●【3つの祈り】
今年最後メッセージとして、あなたに、あけぼの会の【3つの祈り】をご紹介します。 ――私たちはこの3つの祈りを胸に活動しています―― 
1. 乳がんで治療中のあなたに愛と勇気を送るために
2. 乳がんで亡くなったあなたを忘れないために
3. 乳がんの早期発見が大事なことをあなたに知ってもらうために   

    橋渡智美  hashido@gifu.email.ne.jp
   

●巻頭メッセージ
今後は原則週1回の更新で、会長、副会長×4人と和崎で、順番に受け持っていく予定です。
次回は、内藤桂子副会長が担当します。 どうぞご期待ください!

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