Keiko Naitou<br>(あけぼの会副会長・あけぼの新潟代表)Keiko Naitou
(あけぼの会副会長・あけぼの新潟代表)
明けましておめでとうございます。皆さまにとりまして、幸せな一年でありますように!
今年もよろしくお願いいたします。 

新潟は例年より雪が少なく、穏やかなお正月を過ごすことができました。 前々回、橋渡副会長が書いていた「ゲノム医療」が、来年度中に保険適用になるとのこと。患者にとっては、治療の幅が広がり、適切な治療を受けることができるので、嬉しいニュースですね。 

がんに罹る人は増加の一途ですが、がんはすぐに死に繋がる病ではなくなっています。結果、サバイバー(がん経験者)が増えることなので、心のケアを必要とする人がますます多くなると思います。
患者の心のケアの一つとして、<あけぼのハウス>は必要とされています。私が【あけぼの会】新潟支部長をお引き受けした15年前、「ピアサポート」という言葉もあまり知られていない時から、患者が集まって、話をする場が欲しいと思っていました。念願叶って、<あけぼのハウス>を始めたのが6年前でした。 

<あけぼのハウス>に来られる方は、「医療者に相談することで安心できることもあるけれど、やはり経験した人の話が聞きたい」という方が大部分です。私たちは相談に乗るというより、お話を聞いて、元気な姿を見てもらうことが大事だと思っています。不安そうに訪ねてきた方が笑顔で帰って行かれるのが嬉しくて、ボランティアを続けています。
SNSで手軽に繋がることもよいけれど、顔を見て、じかに話ができることがよいと思います。

新潟は、ボランティアを引き受けてくれる会員が家庭の事情などで減ってしまい、月2回のハウスが昨年から1回になってしまいました。 でも、<あけぼのハウス>で涙を流していた方が元気になり、次に悩んでいる方のお手伝いがしたいと申し出てくださることもあります。この想いのバトンをリレーして、ずっと続けていくことができればよいと思います。
           内藤桂子 kei-sucree@dream.ocn.ne.jp

私がパンで作ったうり坊(猪)です私がパンで作ったうり坊(猪)です

●巻頭メッセージについて
今後は原則週1回の更新で、会長、副会長×4人と和崎で、順番に受け持っていく予定です。
次回は、和崎美幸(HP担当)です。