刈入れ直前の頸城平野と妙高連山 <br>撮影:内藤桂子 2019.9.8 刈入れ直前の頸城平野と妙高連山
撮影:内藤桂子 2019.9.8 
 もうみなさんご存知のように10月は「乳がん月間」、各地で乳がん啓発のイベントが行われています。新潟では、13年前に始まった「ピンクリボンホリデー」があります。この日には医療者(乳腺専門医、看護協会、放射線技師会、薬剤師会、臨床検査技師会)と患者会の【あけぼの新潟】合同で乳がん啓発の催しをします。称して「新潟はっぴー乳ライフ(←クリック)」、一般向けに毎年イベントを行っています。
 長い間【あけぼの会】の顧問医であられた佐野宗明先生(当時、新潟ブレスト検診センター所長)が発起人で、先生にお声がけいただいて、【あけぼの新潟】も初回から参加しています。このイベントでは、一般の方々に乳がん検診を推進するために、予約制ですが、検診車でマンモグラフィ検診を受けることができます。発足当時は、日曜日に検診を受けられる所がなく、働く女性に好評でした。同時開催の講演会では、乳がんの知識を深めてもらうため、専門医や体験者が話をします。
 これまでの講演会を振り返ると、第2回目には音無美紀子さんとワット前会長の対談「隆子の部屋」(私たちはそう呼んでいました!)で、ステージもテレビの「徹子の部屋」さながらのレイアウト、会長さんが音無さんのお話を上手に引き出してくれました。音無さんは、術後随分経っていましたが、乳がんを隠していて辛かったころのお話をしてくださり、大勢の方が聴き入りました。
 第3回の講師には小倉恒子先生を、3月ころにお願いしましたが、直後に先生は「余命6ヶ月」を宣告されてしまい、ちょうど6ヶ月後に新潟まで来ていただけるのか、とても心配でした。新潟駅で、しっかりした足取りで歩いて出て来られた姿を見たときは、ホッと胸をなでおろしたのを覚えています。壇上に椅子も用意しましたが、最後まで立ったままご講演くださいました。
 この年は、患者の体験だけでなく、家族の想いも聞きたいと、お母様を乳がんで亡くされた女性アナウンサーにお願いしました。佐野先生に「ご主人の話もあれば、完璧だね」と言われ、探しましたが、どうしても話をしてくれる方が見つからす、私の夫がステージに立ちました。その後は、数年間タレントさんの講演が続きました。
 第7回からは会場を移し、趣向を変えて、治療中のメイクを乳がん体験者の美容ジャーナリストにお願いしたり、吹奏楽演奏会、フラダンスなどをボランティアにお願いしたりしましたが、一般の方より、乳がん患者さんの方が大勢参加されるようになりました。もっと、一般の方々に参加していただきたくて、どのようなイベントにしたらよいのか頭を悩ませています。
 
 新潟県の乳がん検診の受診率は、50.8%(H26年)になり、全国5位です。継続していくことは大変ですが、地道な活動が重要かと思います。来年以降も継続していくために、より多くの方にご来場いただくために努力したいと思います。
今年は、10月20日(日)、新潟日報メディアシップにおいて行います。(←クリック)専門医のお話と【あけぼの会】会員の体験談があり、マンモグラフィ検診車での住民検診も受けられます。お友達、ご家族と参加してみませんか。   内藤桂子 akebononiigata@gmail.com