眺望!――瀬戸内海<br>  ―無人駅「下灘駅」からー(愛媛県伊予市)<br>撮影:和崎美幸 2020/1/2<br> (私が住む山口県岩国市の自宅からは海が見えません)← 眺望!――瀬戸内海
―無人駅「下灘駅」からー(愛媛県伊予市)
撮影:和崎美幸 2020/1/2
(私が住む山口県岩国市の自宅からは海が見えません)
 正月2日、夫婦2人で愛媛県へのんびりと旅行をしてきました。今回の旅のテーマは、ずばり「デジタル・デトックス」。スマホやカーナビの電源を切った状態で目的地を目指す、というものです。
 私は、いつ何時もデジタル機器と一緒に生活をしています。ノートPC・iPad・iPhone・ガラケーを肌身離さず持ち歩き、常にメールやSNSをチェック。当初はこれらの機器をうまく利用しているつもりでしたが、いつしか逆に心を支配され、束縛されるようになっていました。どこでも情報を手に入れることのできる便利さを手に入れた一方で、目の前の大事なことが見えなくなってきていたのです。
対して夫はアナログ派人間。「たまには脳を休めよう」と今回の旅行を提案してくれたのは、夫でした。
 
 そういった経緯で、2日間の旅行の間だけデジタル機器から離れてアナログ的生活をしてみた結果・・・とても楽しく、たくさんの感動がありました。 まず、夫との会話が増えたこと。(いつもはスマホをいじりながら上の空で話を聞いていることが多かったので・・・反省です)そして、コンビニの店員さんに道を尋ねたり、ホテルの従業員さんに美味しいランチのお店を教えてもらったり。目的地の下灘駅にたどり着いたときは「着いたーーーー!!!」と夫と思わずハイタッチしちゃいました。目の前一面に広がる瀬戸内海はキラキラと輝いていて、あの感動は大きくて、今でも思い出して胸熱くしてます
 その反面、訪ねていった店が休みだった、とかいう失敗も。いつもなら「なんで店休日を調べてないの?」と一触即発の険悪なムードになるところが、「ま、ネットで調べられないから仕方ないよね〜」「この近くで面白いところを探してみよっか?」と妙に寛容になった2人です。ある意味、非効率的なこともあったけど、とても贅沢なゆとりのある時間を過ごせた2日間でした。  

 【あけぼの会】の活動に関しても、HPやメールなどのデジタル的活動があり、〈あけぼのハウス〉等のアナログ的活動もあります。これら双方のバランスをうまく保ちながら、時代の流れにのっていくことが必要です。 HP担当者の私は、ともすればデジタル偏重主義になってしまいがちですが、人×人のあたたかいつながりを思い描きながら、これからも生きた情報を発信していこうと思います。疲れたときは適度にデジタル・デトックスをしながら。  和崎美幸 akebono.yamaguchi@gmail.com