新潟の春はやっぱりチューリップ!@新潟ふるさと村<br>撮影:内藤桂子(新潟)2020/4/25春はやっぱりチューリップ!@新潟ふるさと村
撮影:内藤桂子(新潟)2020/4/25

 今年のゴールデンウィークは「ステイホーム週間」、緊急事態宣言は5月末まで延期とのこと。新型コロナウイルスの感染が拡大し、一向に収束が見えてきませんが、皆さん如何お過ごしでしょうか? 乳がん治療中の方やご家族にとっては、どうしても、不安を感じる日々と思います。
 
 「どこにも相談できず、藁をもすがる思いで…」という書き出しで、「コロナ感染の危険がある職業ですが、パートなので休めない」とのメールが来ました。また、入院中の会員さんより「女優、岡江久美子さんの訃報に、とてもショックを受けた」との電話や、「治療中の病院で感染者が出たので通うのが怖い」「骨転移の治療が受けられず、症状が進まないか心配」など、深刻な相談が届いています。

 今は、正しい情報を得ることが大切です。4月24日、国立がん研究センター・がん情報サービスのホームページに、お知らせ「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に際して」が掲載され、がん治療中の方の対応が示されました。一部をご紹介いたします。
がんの治療に関しては自己判断をしないで、担当医と相談していくことが大切です。治療を開始してもよいのか、継続してもよいのか、治療後の定期的な検査や診察に予定通り行った方がいいのかなど、迷うことがあるかもしれませんが、自己判断で中止したり、延期したりすることはしないでください。」 https://ganjoho.jp/public/news/2020/20200410.html
 また、岡江さんの放射線治療については、日本乳癌学会の井本滋理事長がコメントを出されています。「放射線治療を受けた患者で、まれに肺が部分的に炎症を起こすことや、免疫をつかさどる白血球が減少することもあるが、新型コロナウイルスによって重症化する原因になるほど、免疫力が下がるとは考えにくい。同様の治療を受ける患者さんについては感染予防を徹底する必要はあるが、過剰な不安は抱かないでほしい」(4/24ヨミドクより抜粋)https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200424-OYTET50001/

 【あけぼの会】では、3月から、三密(密閉、密集、密接)を避けるため、〈あけぼのハウス〉や〈母の日キャンペーン〉、〈講演会〉など、すべての行事を自粛しています。特に〈あけぼのハウス〉は会員さんの心の拠りどころ、「病院と家庭をつなぐ場所」として各地で定期的に開催していましたので、再開が待たれます。
●この時期、乳がんについて悩みや不安がありましたら、あなたの県の【あけぼの会】か本部へ、電話やメールでご相談ください。誰かに話すことで、こころの整理ができるかもしれません。各県連絡先←クリック

「一期二会(いちごふたえ)」
「緩和ケア医・大橋洋平先生(JA愛知厚生連 海南病院)は、がんを患ってから、一期一会ではなく『次また会える』という出会いを願うようになった」(4/20朝日新聞・「折々のことば」)
みなさん、「一期二会」、次に会える日を楽しみにして待ちましょう。

あけぼの会事務局   電 話: 092-651-1751(深野)
           メール: akebonokai.since1978@gmail.com