全国のみなさん、こんにちは、今日はすごいお知らせです。 沖縄の宮良(みやら)球一郎先生が日本乳癌学会の理事に選出されました。従来は大学病院とか大病院からだけでしたので、クリニックの院長先生では初めてのことです。実に画期的な選出で、「琉球新報」←クリックにも大々的に取り上げられました。先生の長年の乳がん治療における実績はもちろんのこと、その情熱、真摯な姿勢と患者愛が認められたのだと思います。学会の評議員の先生方の勇断にも敬意を表さねばなりません。
先生の理事就任は取りも直さず日本全国で乳がんクリニックを開いておられる院長先生方のご苦労に報いることなので、喜びは何倍かに膨れ上がっていることでしょう。それはまた、医療の地域格差の解消にもつながることでもあり、患者にとっては理想の実現、そして、すでに乳がん専門クリニックに通院している患者には大きな自信になり、他の患者にはクリニックの存在と良さを知り、選ぶきっかけになるので、患者にとっても朗報なのです。
――ここで、宮良先生からのメールをご紹介します。
▲前略 深野百合子様
名誉会長ワットさんには、私が癌研病院での研修を終え沖縄で正しい乳がん検診や治療を伝えようと、私の故郷、石垣島で帰郷初の講演会をする際に、わざわざ沖縄まで来てもらいました。それから何度も熱い熱い付き合いをさせてもらっていますので、これからもどうか宜しくお願いします。
今、全国にたくさんの乳腺専門クリニックが懸命に多くの乳がん患者さんを診ています。これからも更に多くの乳腺専門クリニックが誕生すると思いますが、沖縄の人口10万人の浦添市で開院15年を迎えた当院がどのようにして患者さんへの貢献を考えているか。これをいつか「あけぼのNews」で紹介させていただきたいと考えています。
【あけぼの会】の皆さんが大病院だけではなく、市井の専門クリニックにも関心を持ち、親近感を持って一緒に歩んでもらえると嬉しいです。宮良球一郎
(医療法人月桃会 宮良クリニック院長)(SAGARA WOMEN’S HEALTHCARE GROUP)
▲宮良先生、日本乳癌学会理事入り、おめでとうございます!!
遅きに失したと申し上げるべきなのかも知れませんが、とても名誉なことです。他の乳腺専門クリニックの先生方の頑張りにも光を当てることなので、実に画期的なことなのです。本当に素晴らしい!私が興奮しています。日本の乳がん患者のために先生の勇気と愛情で更によい乳癌医療に変革して行ってください。
沖縄はいよいよ遠くなって、いつ行けるか怪しくなっていますが、先生にお会いしたいので、いつか必ず伺えるよう体力をつけておきます。暑さとパンデミックに気を付けて、日々猛進してください。(もと会長)ワット隆子(8月7日)
▲ワットさん&深野さん
沖縄はコロナ台風が吹き荒れています。台風銀座沖縄ではありますが、風もなく雨もなく戸締りも必要としない台風に戦々恐々と過ごしています。
ワットさんから理事就任祝いのメールが届き喜んでいます。ありがとうございました。 沖縄の新聞(琉球新報:添付)にも取り上げられ、様々な方面からの反響に驚いています。Patient Firstを掲げ、その信念を曲げず進んできたことが開業医のほぼ皆無の評議員の先生に評価されての当選と思います。
私の戒めは「平家物語」です。「盛者必衰に理をあらはす。奢れる人も久しからず」といつも自問自答しながら常に反省し前を目指しています。理事としてワットさんのメールにありました「日本の乳がん患者のためにも先生の勇気と愛情で更によい乳癌医療に変革して行ってください」を心にとめて進んでいきます。
浦添市医師会副会長にもなり、少し忙しい日々を過ごしていますが、宮良クリニックをコロナが届かない安心安全な診療を目指して日々頑張っていきます。皆さまもコロナが避けてくれるような日々を過ごしてください。(8月11日)宮良球一郎
※沖縄県の公式シャツ「かりゆしウェア」。
浦添市のカイコから作ったオリジナルかりゆしウェアで、患者さんからのプレゼント(だそうです!)